2014.04.16 ナゴヤドーム
横浜DeNA 1 - 7 中日
尚成も崩れる!
ついに先発陣も崩壊が始まったのか!
ゲームが終わった後の谷繁監督は、今日の山井について聞かれると
「崩れそうな時がありましたが、なんとか持ちこたえてくれました」
と応えていました。
持ちこたえた?
こんな完璧なピッチングをしていながら?
7回を投げて1失点。
開幕から無傷の3勝目をあげた山井のピッチングは見事なものでしたが、谷繁監督が手放しで喜べる内容ではなかったようです。
この意識の違い、求めるレベルの高さ。
ベイスターズとの差をはっきりと感じ取れます。
そして打線。
中日の今日の1番から4番までの打率を見てみましょう。
大島 .338
荒木 .313
ルナ .328
平田 .361
とんでもない数字・・・
しかし、今日の中日打線はこの上位打線よりもむしろ下位打線。
4回に4番平田から四球を挟む4連打を浴びた尚成は痛恨の4失点。
合計6失点で4回までしかマウンドにいることが出来ませんでした。
まさに恐竜打線と恐れられた次代の中日を彷彿とさせる攻撃。
4番の平田を軸にした強力な攻撃力。
他球団を見てみると総じて打撃の成績は上がっており、反発係数が高まったことの影響が大きく出ているのが今年のプロ野球。
そんな中、我らがベイスターズはどうか。
4番のブランコが.319で最も期待出来る打者で、打席数が少ない白崎等を除くと3割打者はブランコだけ。
これでは到底勝つことが出来ないのもうなずけます。
戦前の強力打線の評価はどこ吹く風。
リリーフ陣の崩壊に始まり、先発陣まで状態が悪くなっています。
野手は元気を失い、淡泊な打撃内容が続いています。
大型連敗の予感が・・・・
そんな中、一縷の明るい話題は土屋の好投。
先日からなかなかキレのあるストレートを投げているなと見ていましたが、今日は2イニングを投げて無失点。
今後リリーフとしてやっていくなら疲労が溜まってきた時のピッチングを見てみないと判断は出来ませんが、左腕不足の中期待は持てそうに思えました。
しかし、その後出てきた高崎がルナに一発を浴びるという結果には無念。
う~む。
これはまずいぞ・・・・
もともとベイスターズは春先は良くないことが多く、打線低調というのが例年。
ここからどう巻き返していくかなのですが、いくらなんでも借金がかさみすぎると選手のモチベーションにも影響しますし物理的に返済が不可能になってきます。
まずは理想をいったん捨てて、得点しやすい打線を組むことを目指した方がいいかと思います。
中日も4番までは軒並み3割を超えていますが、5番以降は2割台で打順も安定していません。
ベイスターズも調子の良い打者をどんどん上位に持ってくるべきでしょう。
変に形を作る必要はありません。
拘っていても得点できませんし。
それにしてもこれほど監督の意識が高い中日。
ベンチ内にはデニーや波留といった去年までのベイスターズベンチの顔ぞろえ。
今年は本当に嫌な相手になりそうです。