命を燃やして生きる | 電動車椅子サッカークラブ YOKOHAMA BayDream

電動車椅子サッカークラブ YOKOHAMA BayDream

電動車椅子サッカー
神奈川のチーム YOKOHAMA BayDream です

No.10のタカマサです。初投稿ですが、大事な日なんでマジメにいきたいと思います^_^

あれから4年が経ちましたね。2011年3月11日14時46分、強烈な地震が東日本を襲いました。自分の住んでいる神奈川でも震度5弱を観測しました。しかし、被災地の惨状とはほど遠いことを知りました。

現実とは思えないような人々が逃げ惑い、道路が裂ける映像。極めつけは津波でした。人々、家畜、商店、工場、漁港、車、船など、あらゆるものを飲み込んだのでした。

私はTVで跡形も無くなった街を見て、大変なことが起きてしまったと思いました。その場に生き残った被災者の絶望感はいかばかりでしょう。

この地震によって、人の命は儚く、弱いものだと改めて気づかされたと思います。

電動車椅子サッカーの選手の中には、病気の特性などにより、命を落とす者が少なからずいます。また、病気の進行で引退せざるを得ない者がいます。

これらはこの競技における厳しい現実です。しかし、重度障がい者と呼ばれる私たちがプレーするからこそ、電動車椅子サッカーはより魅力あるスポーツになっていると思うのです。

選手が命がけで、必死に、一生懸命サッカーに打ち込む姿には、言葉では言い表せないすごさがあります。途中で手が突っ張ってしまっても、思うように動けなくても諦めない。はっきりと言葉が出なくても声でチームを鼓舞する。

それぞれが大変な状況の中にいますが、体調の変化や言い尽くせない葛藤を乗り越えてプレーしています。

私は類まれなこのスポーツをできるだけ沢山の人に知ってもらいたいと考えています。障がい当事者には、障がい者が頑張っている姿を見て勇気をもらったなんて偽善だという人がいます。所詮お涙頂戴だろうと。

しかし、私はそうは思いません。もしかわいそうだという意識がなく、純粋にプレーを見てすごい、輝いている、カッコ良い、自分も頑張らなきゃ、と感じたのなら良いことじゃないですか。

人はいつ死ぬか分かりません。1時間後か、3日後か、5か月後か、30年後か。長い命も短い命もありますが、致死率は100%です。その摂理からは誰も逃れることはできません。

だとすれば1分1秒も無駄にできないと私は思います。限りある人生をいかに生きるかが重要です。人に悪口を言ったり、復讐を考える暇があるなら、世のため人のためになることをしたい。夢実現のためにできることは全てやりたいと思わされています。

共に感謝して生きましょう!生きたくても生きられなかった無数の命を思って。死を意識してこそ生が輝きます。

全世界全ての人々の幸せを願って。

God bless you!!