たくましい腕の作り方 | ばやんのブログ

たくましい腕の作り方


 何にでも合う”食材”ってありますよね?














 たとえば・・・











 「海苔(のり)」









 ”乾”と”湿”の両巨頭で米飯界を牽引し



 ”刻”は麺やピザなどに彩りを与え



 ”焼”は老舗から宝のように扱われています。












 その他には・・・











 「マヨネーズ」












 これは暗黙のルールで”反則”に当たるので


 止めておきましょう。











 













 「・・・卵!」







 

 「生」は”ピークをすぎた”ご飯を救い



 ”猫舌”の人たちを「肉の熱」から守ってくれます。






 「ゆで」は”列車の旅の付き添い”という役目を果たし



 時には「生の身代わり」になることで


 落下による”大惨事”を防ぐという大役も務めます。






 「焼」は”月”としては人の役に立たない場合に


 ”目玉”として活躍の場を与え



 またある時には、自らを”粉々”にすることで


 料理の腕に自信のない人を傷つけない


 優しい一面を持っています。

 




 その他、「温泉」や「カニ」たちとの ”コラボレーション”や


 

 ”反則”を使って「パン」に挟まれては


 大注目を浴びるなど



 とても大忙しの人気者です。















 そんな”食材たち”と同様の人気者が



 ”漢字”の世界にも存在します。












 「力」










 

 こちらの漢字も


 「卵」の食材としての活躍同様に、


 ”ありとあらゆるものたち”を


 光り輝かせています。










 たとえば「腕」


 

 この文字だけを見るとただ単に”人間の腕”という


 イメージにしかなりませんが、これを



 「腕力」にすると



 ヒジを直角に曲げた”こぶ付き”の”たくましい腕”が


 浮かんできませんか?






 また「眼」も同様で



 「眼力」とするだけで



 ”見抜く力”や”威圧感”などを連想します。

 









 その他・・・


 「歌唱力」なら”聴かせる”



 「経済力」なら”豊かにする”や”元気づける”





 「労働力」や「発言力」などは国をも動かし



 「不思議な力」は奇跡を起こします。




 


 これらすべてに共通しているのは


 そもそもの言葉に”深み”を与えているという点です。








 


 



 ではこれはどんな力を意味するのでしょうか?












 「体力」











 

 以前の私は「腕っぷし」や「馬力」といった


 言わば”見た目のもの”という風に信じ、目指していたのですが





 自分と向き合い続けていくうちに、それらが少しずつ


 変化していきました。





 そして時を経て今信じている「体力」とは・・・


 










 「順応力」














 寒さに順応できなければ”風邪”をひいてしまいます。



 暑さとも付き合えなければ”熱中症”にもなります。



 また、人間関係の面でもそれは同じです。




 同じようにはいきませんが、”自然の動物たち”には


 それらが備わっているから病気がないのでしょう。


 



 

 別の言い方をするならば


 「すべてを否定しない力」といったところでしょうか?




 「病は”否定する”気から」です。






 今起きている”災害”のさなか、このメルマガを書きながら


 私ももっと、「本物の体力」を身につけようと


 あらためて思った次第です。