23Zのブログ

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自分で読んだ本や使ったモノのレビューです。

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ゴールデンウィーク中にOlympus PEN E-P3に不具合が出ました。写真を撮っているうちに、シャッターを押してもシャッターが閉じずにしばらくして電源が落ちるという現象が起きるようになりました。結果として真っ白な写真か、露出オーバーの写真しか映らなくなりました。
去年7月に買ったので保証期間中ですが、ゴールデンウィーク中にいきなりカメラが使えなくなるのは困ります。
同じマイクロフォーサーズのGF1を残しておいてよかった。

修理の対応
さて、Olympusの対応ですが、ネットから修理を申し込むとすぐにピックアップサービスでカメラを取りに来てくれました。梱包の必要もないのは楽です。

ピックアップが5/2で、5/8には修理完了で返ってきました。シャッターユニットを交換したとのこと。
設定が初期化されていたのでちょっと困りましたが、問題なく使えるようになりました。

いきなり故障するのは困りますが、ゴールデンウィーク中にもかかわらず一週間以内にちゃんと直って戻ってきたので、修理の対応としては満足のいくものでした。

キャッチーなタイトルから予想されるのとは違って「交渉学入門」といった内容となっています。どうも最近の本はタイトルと内容のギャップが気になって仕方がありませんが、自分もついつい読みやすそうなタイトルに惹かれて手に取るほうなので、仕方がないかもしれません。
 模擬交渉や感想戦の実例が多数あげられていて、ちょっと体験してみたくなります。

「専門用語」
 どんな分野でもキーワードの理解が鍵で、この本にも鍵となりそうな単語が出てくるので、入門としてちょうどよさそうです。
「この交渉で何を目指すのか」「条件は幅で考える」「決裂したときのバックアッププランを考えておく」と言われれば、交渉学を知らなくても誰でもすんなり理解できますが、「ミッション、ゾーパ、バトナを考えよ」といわれたら一気にやる気が失せそうです。簡単なことを難しそうに見せるのが学問なのかと言いたくもなりますが。

アンカリングの罠(ある一定の数字などを提示されると、それを基準に判断してしまう。)というのは、頭に入れておく必要がありますし、チーム交渉の役割分担でオブザーバー役をおいて、しゃべっていない人を観察するとか、強制ブレイクを入れるというのは、実際にはなかなか難しそうですが、やってみる価値があると思いました。
また、交渉はテクニックで自分に好ましい条件を勝ち取ると言うより、様々なパートナー交渉の選択肢を広げ、新しいビジネスチャンスをつかむものだと考えると、「交渉術」ではなく「交渉学」なのだと言うことが納得できます。(40分)

メモ
BATNA: Best alternative to a negotiated agreement (No deal option)合意できない場合の代替案
ZOPA: Zone of possible agreement合意できる条件の幅、交渉可能領域
QDCS:Quality, Deliveery, Cost, Service

売り言葉は買うな!ビジネス交渉の必勝法/一色 正彦
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PCでは起動するにも閉じるにも時間かかるし、すぐにバッテリーも切れるのであまり公共の場で使うこともなく、わずかでも見にくくなるのは嫌なのでプライバシーフィルターは使わずにいました。
ポメラを使うようになってからは、いつでも持ち歩ける大きさで、さっと起動して、さっと閉じられるので特に新幹線や飛行機で活躍しています。飛行機で隣の人がトイレに行く、食事がくるなどでさっと仕舞えるのはとてもいい。ただ隣の人から丸見えなので、別に秘密のことを書いているわけではなくても、なんだか頭の中が覗かれているようで気が散ります。

「どこでも使えるポメラで集中するために」 
そこで、プライバシーフィルターを探しましたが、結構高いし、DM100専用のものは見あたりません。画面が見えにくくなると困るので簡単に取り外せるものがいい。そこでともかくPC用で一番小さいものとして本品を買いましたが、予想外にジャストフィット。縦はそのままでOK、横を3センチくらい切ったらぴったりでした。ポメラは画面が小さいのでこのフィルターをつけても正面からだとほとんど見やすさは変わらず、画面は少し暗くなりますが、DM100は照度を変えられるので影響ありません。隣から見るとほとんど見えなくなります。あえて欠点をあげるとすると、フィルターをつけるための爪がちょっと格好悪いところでしょうか。いつも目に入るところなので何とかしたくなります。 
フィルター自体には満足で、「どこでも使えるポメラ」を生かすためには必需品といえるかもしれません。(40分)

3M セキュリティ プライバシーフィルター UMPC用 7.0型ワイド PF70W-UMPC



投稿が一カ月以上あいてしまいました。この間も本は読んではいましたが、なかなかまとめるに至りません。ボトルネックとなっているのは時間。ポメラを利用して、PCを起動する心理ハードルを下げましたが、いかんせん1件まとめるのに1時間くらいかかってしまっているのが心理的ネックになっているように思います。つまり、1時間くらい机に向かえる時間が取れそうでないと、書きはじめようという気が起らない。

本を読むのに数時間は時間以上かかっていて、その効果を高めるに1時間のアウトプットの時間は決して無駄ではないと思うし、質を上げるためにはちゃんとした文章にしたほうがいい。そして、継続することで量と質をあげられるはずだと思うのですが、いかんせん、継続するのはなかなか大変ですね。

愚痴になってしまいましたが、何かやろうと思って始めても、継続するためには意志の力だけではなくて、続けられるような仕組みが必要と思いました。
せっかく書きはじめてもしばしばスタックするのは、完成度、というほどではありませんが、一応ちゃんとした文章にしようと思うと筆が動かなくなることが多いので、とりあえず、まずは完成度より、続けることにプライオリティーを置いていこうと思います。

メモのような投稿になってしまうこともあるかと思いますが、数値目標としては1回/週を目指していきます。(20m)

「まっとうなファイナンス入門」
 何となくタイトルから軽い内容を予想していましたが、極めてまっとうで正当なファイナンス入門という感じがしました。「ちまたに流行するポピュラーな解説本のように、本質をはずしたり、内容をゆがめて口当たりのよい解説に走るようなことはしていない。この本は、初心者が気軽に読めることを追求しながらも、ファイナンスの本質に対しては妥協しないように心がけた」と著者が前書きで書いていますが、その通りの内容になっていると思います。
 私は理系の研究畑を歩いてきたので、これまで経済学とはほとんど縁がないままに生きてきましたが、投資をしたり、あるいはビジネスをする、あるいはいつの日か起業できないかと考えると、知らないではすまされないので、とにかくまずはポピュラーな読みやすい解説本を、と何冊も読んできました(勝間和代とかさおだけやとか・・・)。それらの本も読んだときは読みやすいし、なるほどと思いながら読んでいたものの、その後記憶として残っているものがない。独特の用語、略語をまずは記憶しなくては始まらないものの、普段使わない言葉なので、読み終わると忘れてしまう。結局集中して基本的なところを覚えるか、何度も接することで覚えていくしかないかな、ということでまた読みやすそうな本を手に取ったわけですが、この本は本質をついた内容のせいなのか、これまで何度読んでも読み終わるとすぐに忘れてしまっていたことがすっきりと頭に残ってくれた感じがします。
 
「営業利益、経常利益、純利益」
ええっと経常利益って何だっけ?聞けばああそうかとわかるけれど聞いたそばから忘れてしまっていました。債権者の請求権が一番強く、儲けがでたらまず真っ先に債権者に返される、つまり営業利益から利息を引いたものが経常利益となり、次に政府に税金を納めて最後に残ったもの(純利益)に対してのみ株主は請求権をもつ。という説明でようやくそれぞれの利益の意味、債権者と株主の違い、借金と資本の違いがすっきり頭に入ってきました。
 またなんとなく借金は悪いこと、無借金で自己資本比率が高い企業の方が健全というイメージを持っていましたが、税金の存在を考えれば、企業価値を最大化する、すなわち投資家(債権者と株主)の利益を最大化するにはキャッシュフローが安全にコントロールできる範囲で負債を最大化させた方がよいというのはちょっと目から鱗な話でした。

「本当の経営センス」
他にも、日米の経営スタイルの違いがどこから出てくるのか、株主至上主義の歴史的背景など、一歩深く理解するのに役立ちました。
 正しい経営判断には正しいファイナンスの知識が必要で、ちゃんと勉強しなくちゃと思う一方で、「NPVも知らない古狸会長が的確にビジネスの経済的価値を判断して超一流投資銀行の出した結論をひっくり返した」という最後のエピソードも、ファイナンスを勉強しただけで経営がわかった気になってはいけないという戒めの意味でなかなか気の利いたものだと思いました。(2時間)

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