<28冊目> 「坂の上の雲 (6)」
- 坂の上の雲〈6〉/司馬 遼太郎
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第6巻です。
日露戦争も、ようやく旅順は陥落しました。
しかし、次なる黒溝台での危機が迫ってきます。
そのように徐々に、戦争の山場を迎えつつある中
戦闘の勝敗を左右するものについて語った
こんな一文がありました。
もともと戦争というものは、「勝つ」ということを目的にする以上
勝つべき体制を整えるのが、当然のことであり(中略)
そのあと行われる戦闘というのは、単にその結果に過ぎない。
うーん、なるほど。
「仕事は段取り8割」などと言われますが、まさに同じ事ですね。
この事を肝に銘じて、週明けからの仕事においても
「勝つ体制」を整えていきたいもんです。
最近つくづく思うのですが、戦争は絶対してはいけない事です。
しかし既にしてしまった戦争からは、可能な限り
我々は何かを学んでいかなくてはならない、のではないでしょうか。
旅順を始め、様々な戦争の犠牲になられた方々の
冥福をお祈りする為にも、それが、今生きている我々の
当然の義務のような気がします。
今日はこの辺で。それでは。
<27冊目> 「坂の上の雲 (5)」
- 坂の上の雲〈5〉/司馬 遼太郎
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お久しぶりです。
またもや長い間、更新できませんでした。
マイペースで読書は続けてはいるのですが
なかなかブログに書けず、ついにもう7月・・・。
ここらで読んだ分を集中的に書いて
遅れを取り戻すぞー!
さて、第5巻。
旅順要塞攻略が苦戦し長引く中、ついに
バルチック艦隊が日本に向けて出航します。
そんな今回の第5巻で、心に残ったのは
旅順においての戦闘ももちろんなのですが
やはり、武士について書かれていた、この部分でした。
・東郷も乃木も、江戸期の武士である自分を十分以上に保っていた。
武士のもっとも重要な課題のひとつは、情義というものであった。
・当時の若い世代の連中は、旧式な人間を軽侮する一方
同時に典型的武士像というものへの憧れをたいていが持っていた。
主人公のひとり・真之の生涯の友人である広瀬武夫は
真之と同年代でありながら、武士的教養を持ち
さらに懸命に武士であろうとした。と言います。
自分勝手でワガママな人が多いな、と
つくづく感じる事が多い今日この頃
まずは自分が「武士でありたいな」と、改めて強く感じました。
それでは、今日はこのへんで。
<26冊目> 「坂の上の雲 (4)」
- 坂の上の雲〈4〉/司馬 遼太郎
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皆さん、大変お久しぶりです。
気付いてみたら、半月も更新出来てませんでした・・・。
5月中旬から、他企業とコラボなどがあり
かなり忙しく、本もあまり読めなかったんですよね。
さあ、これから挽回していきたいと思いまーす。
さて、第4巻です。
日露戦争も、旅順の攻防戦に移っていきます。
そんな中、私の心に非常に響いたのは
当時の参謀本部次長、陸軍大将・児玉源太郎の
作戦の立案と決定の仕方です。
>児玉は作戦を練る場合、考え抜いた挙句に二案を残すが、
>この二案から最後の一案を選ぶ時、常に身が両断されるような
>苦痛があり、未だかつて自信があって選んだ試しが無い。
日頃、色々な企画を考える時、私はどうしてもひとつの
アイデアに固執してしまい、しかも最後には
自分で自分の考えたその案に、酔ってしまう悪いクセ(苦笑)
があるので、この児玉の手法は、非常に目からウロコでした。
早速、実践してみたいな、と思います。
短いですが、今日はこのへんで。
それでは、また。