住谷夢幻書展 @ ノイエス朝日 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。




住谷夢幻の書展を見る。
住谷夢幻こと岡田芳保さんは詩人にして書「表現者」。

今回、群馬では初個展。
以前東京での書展を拝見した。

3・11の後、さらに精力的に
「フクシマ」に取り組んでいる。

吉村昭『三陸大地震』のページを切り取り、
書、というか滾り立つエネルギーを
ぶつけたと言うか、
字が画面にほとばしる。






ノイエス朝日 ホームページより

●住谷夢幻Ⅰ 書表現の世界
  2014年3月5日(水)~ 9日(日)

●住谷夢幻II 3.11フクシマ
会期:2014年3月11日(火)~ 16日(日)



<私の書表現>

私は書くのが好きです。
書表現で世界を掴むことが出来ると思っています。
私の仕事は、いわゆる書の本道から外れています。
前衛書でも、現代書でもありません。
私の仕事は書の道を極めるのではなく
書表現によって自分の中にあるイメージを生み出すのです。
作品は一見、書らしい形をしていますが中身はまったく
別のものです。
私の仕事の方向は、心身で創造する。
生み出すイメージの世界なのです。
3・11(東日本大震災・フクシマ)は
私の日常を容赦なく剔抉しています。
あれから3 年。
今も、おののきと恐れの情念のままです。
決して風化させてはならない。
忘れるな!
記憶せよ!
私を突き上げて書かせるのは何か。
私の書表詩人 「書」表現家現は、いまも混沌のまま続いているのです。


◆住谷夢幻 ( 岡田芳保)

詩人 「書」表現家
詩画集 〈隅屋夢幻の16 のはなの詩による版画集〉
セリグラフ:金子英彦
詩集  〈光・風・空〉
展覧会 「岡田芳保(夢幻)の書展」(東京・国立)
「夢幻の書展」(東京・神田)
第6 回NHK 関東甲信越地域文化賞受賞
元群馬県立図書館長、元群馬県立土屋文明記念文学館長