かなり気になるキャストだったので、何とかチケットをゲット出来ました。

 

っで、今回の座席は・・・一番前の席!演者に近いのはいいのですが、観難いところもありで、首が痛くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作:前川知大

演出:長塚圭史
出演:
藤原竜也
仲村トオル
成海璃子
シルビア・グラブ
峯村リエ
高橋努
安井順平

村川絵梨
長井短

大鶴佐助
本折最強さとし

櫻井章喜

木場勝己
真飛聖
 

 

 

<あらすじ>
舞台はある地方都市の公共劇場、そのリハーサル室。国民的なスターから地元の大学生まで、様々なキャリアを持つ俳優・スタッフたちが集まり、演劇のリハーサルが行われている。


演目は新作『PLAYER』。幽霊の物語だ。死者の言葉が、生きている人間を通して「再生」されるという、死が生を侵食してくる物語。

 

<行方不明の女性、天野真(あまのまこと)が遺体で見つかった。死後も意識として存在し続けることに成功した彼女は、友人達の記憶をアクセスポイントとして、友人達の口を借りて発言するようになっていく。事件を追っていた刑事、桜井を前に、天野真を死に導いた環境保護団体代表であり瞑想ワークショップの指導者、時枝は、これは世界を変える第一歩だと臆面もなく語る。死者との共存が、この物質文明を打開するだろうと。カルトとしか思えない時枝の主張に、桜井は次第に飲み込まれてゆく。>

 

物語は劇中劇と稽古場という二つの人間関係を行き来しながら進んでいく。
死者の言葉を「再生」することと、戯曲に書かれた言葉を「再生」することが重なる。単なる過去の再生ではなく、今を生き始める死者と、戯曲の言葉に引き寄せられ、アドリブで新たな言葉を紡ぎ出す俳優が重なる。


演じることで死者と繋がった俳優達は、戯曲の中の倒錯した死生観に、どこか感覚を狂わされていく。生と死、虚構と現実の境界が曖昧になっていく。時枝の狂った主張は、桜井の選んだ行動は、リハーサル室でどう響くのか。

 

 

 

まだ東京・大阪・静岡と公演が続いていますので、ネタバレ市にように感想を!

 

いやぁ~最初から物語に吸い込まれていけました。意外と物語に入っていけない作品もあるなかですんなりと入っていけたのは、演出の長塚圭史さんによるところと、戯曲作の前川知大のさくひんが素晴らしいからなんでしょうね。

 

一幕目(65分)も、二幕目(90分)もあっという間でした。面白い作品ですね。終わり方も秀逸

でした。

 

これから観られる方は楽しみにしていてもいいと思います。

 

前川知大さんの作品は初めてでしたが、他の作品も観たくなりました。

 

 

続いてキャストの感想を!

 

まずは藤原竜也さん、俳優:警察官の桜井道彦の役でした。いい意味での藤原竜也の演技を堪能できました。いい演技してました。ムサシ以来となりましたが、蜷川さんが彼を使い続けたのもわかります。

 

 

俳優:環境保護団体代表・瞑想の指導者の時枝悟役の仲村トオルさん。エッグ以来になります。あれから5年経ちましたが、相変わらずいい役者です。時折、あぶデカの透とシンクロする場面も(自分の中で)あり、楽しめました。

 

 

俳優:時枝の助手の神崎恵役は成海璃子さん。鉈切り丸以来となりますが、鉈切り丸のときに感じた感想のままに近いかなぁと。やはり声が舞台向きではないような気がします。表情や動きなどは素晴らしい才能があるのに、声で損しているのかなぁ・・・。けど可愛いですよ!もう少し歳をとれば美人さんになりますね。

 

 

俳優:主婦・天野真の友人の山田由希江役のシルビア・グラブさんは初めて舞台で観る方。高嶋政宏さんが旦那さんなんですね。流石にキャリアを感じさせる良い演技でした。もう少し観てみたい女優さんですね。

 

 

劇場のプロデューサーで神山泉役の峯村リエさん。マリアの首以来となりますが、マシーン日記での衝撃の演技以来の好きな女優さん。今回もいい演技してましたね。やっぱ良いねこの女性(ひと)!

 

 

俳優:警察官(桜井の後輩)の有馬賢一郎役の高橋努さん。この人の演技を楽しみにしてきたんですが、素晴らしい演技でした。映画(僕だけがいない街)では藤原竜也さんと共演してましたが、ドラマも映画もそして今舞台でも期待以上の演技で楽しませてもらいました。もっと舞台上で観たくなる俳優さんですね。

 

 

演出助手の小松崎進役の安井順平さん。初めて観る方ですが、お笑い芸人の方なんですね。う~んこの役だけでは感想は特にはありませんでした。まぁ笑いも起きてましたのでいいんじゃないでしょうか・・・

 

 

俳優:ラジオナビゲーター・天野真の同級生の益子真知子役の村川絵梨さん。初めて舞台で観る方。う~ん美人さん。演技も良かったですし、朝ドラのヒロインは伊達ではないですね!何か惹き込ませる感じの方。

 

 

制作の百瀬ゆかり役の長井短さん。初めて舞台で観る方ですが、出番が少ない方なんで感想はデフ・レパードって事で。これから舞台を観る方は意味がわかるでしょうね。たぶん・・・。

 

 

俳優:天野真の弟役の大鶴佐助さん。大鶴姓でもしかしてと思ったら、唐十郎さんのご子息なんですね。義丹さんとは異母兄弟ですか。演技はしっかりとしてましたね。まだまだ若いのでこれからが楽しみな俳優さんですね。

 

 

俳優:役者・天野真の友人の馬場至役の本折最強さとしさん。初めて観る方ですね。特には感想といった感想はないです。すみません。役柄的にしょうがないのですが・・・

 

 

市長の古橋洋一役の櫻井章吾さん。この方も初めて観る方。この人は最も出番が少ないのでなんとも・・・。

 

 

俳優:会社経営者・天野真の友人の大河原和夫役の木場勝己さん。8月の家族たち以来になるんですが、もう流石としか言えません!ただ座っているだけでも存在感があります。本当に素晴らしい俳優さん。

 

 

そして最後に、演出家の東智子役の真飛聖さん。舞台では初めての方。宝塚歌劇団花組男役トップだった方。さすが元タカラジェンヌです。発声や所作、姿勢は流石です。どの世界でもトップに立つといううことは並大抵ではありませんそ、トップに立ったかたの存在感も半端ないですね。素晴らしい女優さんでした。

 

 

まだ公演が続きますし、もしかしたら当日券などもあるんかな?観れる機会がある方は、見ていて損はないと思います。