パーマのカウンセリングの際に
『デジタルパーマとエアウェーブは普通のパーマと比べて何が違うの』
と、お客様に質問される機会が多いです
ご来店して頂いて、お客様の髪のコンディションを見ながらご説明させて頂くのがベストですが、
『相談だけでサロンに行くのは気が引ける』
とか
『相談して何もせずに帰るのは気まずい・・・』←全然OKなんですけどね
とお思いの方の為にここでご説明させていただきます
まず、基本となる『普通のパーマ』の原理から
髪の断面図です(携帯だと見にくいですスイマセン)
経験された方はご存知のあの臭いパーマ液(笑)
最初に付ける『1剤』と、後で付ける『2剤』があり、臭いのは1剤だけです
この1剤がコルテックスの中の結合をバラバラにします
その反応と同時に変えたい形(太さ)のロッドで巻いていきます
そしてしばらく放置します
あのキャップをかぶった姿が恥ずかしいとは思いますが、外気に触れる事で1剤の反応が遅くなってしまうのを防いでいるので我慢して下さい(笑)
この後にかかり具合をチェックします
その際、キャップを外すとあのイヤな『パーマの臭い』が漂ってきますよね
あれを『パーマ液の臭い』と思っている方が多いと思いますが、あの臭いは
1剤によって結合がバラバラになった毛髪自体の臭いです
チェックがOKなら、2剤を付けてバラバラになった結合を元に戻して、ロッドを外して、洗い流して終了です
これがいわゆる『普通のパーマ』の流れです
薬剤の反応だけで形を作るとゆうことです
これが解って頂けるとデジタルパーマとエアウェーブの違いも解りやすいと思います
ちなみに、パーマをかけた後の何日間かはあの『パーマの臭い』がすると思いますが、先ほど申し上げた通りあの臭いは『髪自体の臭い』
完全に結合が元に戻っていないということです
『じゃあ2剤をちゃんと付けてないの』って言われそうですが、2剤が付いてなかったら形(カール)にならないので、パーマはかかっているけど臭いが残っている場合は2剤の付け忘れではありません
髪の質やダメージ具合によってどうしても2剤で完全に結合を戻すことが出来ない場合があるんですもちろん薬剤のメーカーにもよりけりですが・・・
あの臭いが次第に消えていくのは2剤で結合しきれなかった所が数日かけて空気酸化していくからです
美容師さんが『今日はシャンプーは控えてね~』って言うのも、この空気酸化が不十分な内に髪を濡らしてしまうとパーマがダレる場合があるからなのです
簡潔に書くつもりが長くなりました
ご質問がございましたらコメント頂けると嬉しいです
次回はデジタルパーマについて書きま~す
久保
以上の事からまとめると『普通のパーマ』とは