4月9日に奈良県の吉野山に桜を見に行ってきました。


今年の桜は、開花時期が早かったので、上千本の桜も満開を過ぎて散り始めています。





ほぼ毎年、車で訪れるのですが・・・・有名な吉野杉の産地でもあり、花粉もすごいのですが・・・・今年はあまり感じませんでした。




吉野の桜は、平安時代から修験道の神木として、盛んに植樹が行われてきたそうです。


全国の桜の名所は、近代になって観光や景観整備を目的に植樹されたところが殆どで、歴史的な意味でも、宗教的な意味でも極めて特異な存在です。


麓から数えて、下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれていますが、実際には約3万本の桜の木があるそうです。


時を経て、西行法師、松尾芭蕉といった文人たちが吉野の桜を句に詠み、太閤豊臣秀吉が花見の宴を催しています。





面白いことに全国の桜の名所に植樹されているのは吉野の名が冠せられたソメイヨシノですが、吉野山にはこの種は少ししかなく、ほとんどがシロヤマザクラだそうです。






それにしても、すごい数の車と人でした。