姿勢を良くするマル秘テクニック その2 | バロン河内のブログ

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フリーランスで活動している社交ダンスのインストラクター '' バロン河内 '' のブログです。
赤い実が生る植物が大好きな「猫族の爺や」であるダンサーの日常を綴ります。

 仕事帰りに駅やバス停で電車やバスを待っているとき、ほぼ100%の人がかかと寄りに体重がかかっているはずです。しかも背中が丸くなった状態で。

 最近は、スマートフォンを使用している方もかなり多く見かけます。一日の内でそのような姿勢を長く続けていると肋骨に対して肩・肩甲骨が前に巻くような位置にずれて背中が丸く猫背になっていますし、頭も前に傾き本来湾曲しているべき頚骨が「ストレートネック」になっています。さらに骨盤が後ろに傾いて身長が低くなった状態となります。

 学校に通っていた頃のように走る・飛ぶ・回るなどの運動をしなくなった大人たちは、日ごろよくしている姿勢により筋肉の流れが出来、骨が引っ張られてゆがんだ体形に変化していきます。カーブをたくさん投げ続けたプロ野球のピッチャーは、腕が曲がってしまうのです。前かがみで行う職種の方々は、10年20年と時間が経つうちに知らず知らずのうちに前かがみの体型となってしまいます。

 お年を召してだいぶO脚になっている方は、若い頃から股関節付近の筋肉があまり使われなかったため筋肉がゆるゆるの状態になってしまい、左右の大腿部を内側に引き寄せる筋肉の流れが出来上がらなかったので両大腿部が外側に開きっぱなしになり、結果的にO脚になってしまったのです。O脚になると膝関節は内側の方の骨と骨が近づいて時にはこすれて強い痛みが生じます。

 そのような事態にならないようにちょっとしたエクササイズで猫背・ストレートネック・O脚防止を試みましょう。

 ① 足を肩幅に開いて立ちます。骨盤を垂直にして、肋骨と骨盤の上下の位置関係を整え、肩甲骨を後ろの下に引っ張ります。頭も起こして視線を自分の目の高さに。

 ② ①の良い体勢を崩さないように気を遣いながらゆっくりとかかとの上げ下げをします。かかとを上げても下ろしても頭が前後に動かないようにします。10回

 ③ かかとが床から5㎜上がったまま、骨盤があまり動かないようにしながら
   ・ 両かかとを同時に左右へ動かします。左右往復10回。
   ・ 左右のかかとを引き寄せたり離したりします。10回。

④ ①の体勢で両足を揃えなるべく崩さぬようにしながら、
   a, 左右の大腿部を交互にゆっくりと水平になるまで引き上げて、またゆっくりとおろします。左右5回ずつ。
   b, aが難なく出来るようでしたら、上げた大腿部を横に開いて戻す動作も途中に加えます。
   * ぐらぐらする方は、軽く何かにつかまって行いましょう。

以上のエクササイズを朝晩2回行えば、姿勢を良くする筋肉の流れが備わり、数週間もすると椅子から立ち上がっただけで筋肉が勝手にその動きをしてくれるようになります。良い動きを筋肉が記憶してくれるのです。

悪い姿勢では内臓が圧迫され機能低下が起こり、それがもとで病気になることもあります。その内臓圧迫が無くなるので、呼吸器系・消化器系とも本来の機能が回復し健康を取り戻せます。

10年後20年後の同窓会で皆から「若々しいね」って言われること間違いなし❗
レッツ エクササイズ!