「余志屋」は、私が一番好きな料理店です。
京都、いや関西に行く度に訪れるお店です。
以前京都ブライトンホテルで紹介してもらって訪問して以来、すっかり余志屋ファンになってしまいました。
私達は、いつも単品とお酒を注文します。
今回注文した物は、
付きだし(焼き茄子のゴマだれ)
濃厚なごまだれがかかっている焼き茄子。
家庭でこれを作るのは大変だなと思わせる手間のかかった焼き茄子です。
よこわのお造り
白子の酢の物
ぐじの酒蒸し
茄子・豆腐・生麩・小芋を片栗粉を付けて揚げ、それとパプリカ、湯葉をあんでからめてあります。
余志屋はだしが美味しいから、だしの旨みがたっぷり詰まったあんがたまらない。
毎回オーダーする一品です。
だし巻き卵
美味しいだし汁がたっぷり入った、だし巻き卵。
だしが美味しいから、ホントに美味しい。
小芋の唐揚げ
かぶら饅頭
地鶏焼き
最後を飾るのは釜飯。
出来上がるまでに20分ぐらいかかるので、そろそろかなと思ったときに注文します。
釜飯屋でもあるこの店の一番おすすめ。
釜飯に入れる具材は、数種類の中から選びます。
今回選んだ物は、
釜飯(地鶏・まいたけ)
釜飯は、お茶碗三杯分ぐらいあります。
普通は、二人でひとつ頼む人が多いようです。
私たちは、一人一個ずつ注文しちゃいます。(*゜ー゜)ゞ
お腹いっぱいになり、食べきれない場合は、おにぎりにしてくれます。
最後にサービスで出てくる黒糖シャーベット
黒糖のコクとほのかに感じるメープルシロップの隠し味がおいしさを引き立てています。
上品な黒糖シャーベットです。
もう何度も訪ねていますが、すべて素材の質が高く、いつ訪れても何食べても美味しいです。
それに、もうひとつ余志屋に行くと楽しみがあるんです。
余志屋に夜遅く訪れると、本当の京都の姿を見ることが出来るんです。
舞妓さん芸妓さんが、お客さんとお食事に来ていたりするんですよ。
もともと大将は、とってもきさくな方なのです。
店内が混んでいて仕事が忙しいときはお話が出来ないのですが、
夜10時半を過ぎて仕事が忙しくなくなると、ざっくばらんに話しかけてくれます。
とっても楽しい会話も楽しめます。
料理で疑問に思ったことや、使っている食材の事など、なんでも丁寧に教えてくれました。
出してもらった冷たい番茶がとても美味しかったので、どこで売っているかお店を聞いたら、
「袋に書いてありますから」と番茶一袋をお土産に戴きました。
おまけに、お店で出している冷たい番茶の作り方を丁寧に教えてくれました。
本当に、京都先斗町を楽しめるお店です。
とても人気がある店なので、予約をしないと入店できないことが多いと思います。
余志屋の大将は、「京都旬のおばんざい」という本を書いています。
こんな本だしていいの?と思わせるぐらい、余志屋で出している主なメニューのレシピが載っています。
ただこの本が絶版になってしまったんだと、がっかりしていたら、
この秋、新しく本を書いたようです。
「土鍋で炊くごちそうご飯」
もともと余志屋は釜飯のお店なので、とても参考になる本です。
割烹「余志屋」
京都市中京区先斗町三条三条下ル材木町188
075-221-5115
営業時間 17:00~23:00
定休日 月曜日
余志屋 (割烹・小料理 / 三条、三条京阪、四条)
★★★★☆ 4.5