おいしいぬくもり | バークレーの書きたい放題!

おいしいぬくもり

 
 
おいしいぬくもり
 


(dengaku9.jpg)


美味しかったです

投稿日時: 2007-11-29 10:13

デンマンさんが帰国する前日(11月10日)、お会いしましたが忙しかったのですね。
あれから デンマンさんにいただいたフライマップを見て、お薦めの「かどや」に寄りました。

夕方だったので お酒をのんでいる人がいて二人。
でも私はきどってないので、その方達と話しながら、やきそば、ゼリーフライ、それに、とってもでかい行田のフライを食べました。
あの日もずっと移動でお腹が空いて速く食べたくて 食べたくて。。。

2人のおじさんは 私が地元の人でないと分かると、すぐ館林と当てました。
学校も。
正田美智子さんの話や花山のことや分福茶釜のことも飛び出しました。
私はあんな20分位の時間を一生忘れない思い出にしてしまいました。 

いつも病院通いです。
移動してばかりいます。
最近の私には楽しいことさえ無く、おいしい物さえ食べてなく、ただ息してました。



美味しかったです。
特にゼリーフライ(2枚)
なんなんなん?
と思うぐらい不思議なものでした。
コロッケでもなく もちでもなく、
パン粉がついてないのでパクパクと食べられました。

ゼリーといっていいかもしれない。
熱いくず粉のソース味のゼリーでした。 
原料は葛ではないだろうけど感触が私には葛に似ていた。

カラシ付けて食べるお肉のシュウマイでなく、
葛のような色が透明で玉ねぎ味のソースを付けて食べるシュウマイをデンマンさんは知ってますか? 
おまえ 何でできてるの?といつも不思議です。



お肉のシュウマイは3個でご馳走様だけど
あれは6個ぐらい 食べられます。
スーパーボウルのように透明で、子供のおもちゃのような、
食堂の入り口に飾ってある食べられないサンプル商品のように かじったら、口のなか ろうそくの味になってしまいそう。

カナダには無いと思う。
あのシュウマイの次に不思議な食べ物でした。
。。。というか 物体でした。
行田のフライも大きくて色からして物体でした。



焼きそばは鉄板の味がして
自分が作る物とは違い、屋台の味です。
お腹きつくなって、あの日実家に泊まったのでご飯も作る気もなく「かどや」で夕飯を済ませました。

こんな コメントでデンマンさん がっかり?
おいしい アツアツの物体でした。  
 
 
by 小百合





『いきいきのびのび小百合さん』より
(2007年11月30日)




デンマンさん。。。 ずいぶん古い投稿記事を持ち出してきましたわね。



いけませんか?

上のエピソードがタイトルの「おいしいぬくもり」と関係あるのですか?

そうですよ。 次の箇所がなんとなくほのぼのと「おいしいぬくもり」を感じさせますよ。


あれから デンマンさんにいただいたフライマップを見て、お薦めの「かどや」に寄りました。

夕方だったので お酒をのんでいる人がいて二人。



でも私はきどってないので、その方達と話しながら、やきそば、ゼリーフライ、それに、とってもでかい行田のフライを食べました。




そうでしょうか? とりたてて「おいしいぬくもり」というほどの感じがしませんけれど。。。



そうですか。。。? じゃあ次のエピソードはどうですか?



(tochigi80.jpg)


(tochigi82.gif)

ガイドブックによると、栃木市はなかなか風情のある町のようである。
よし行ってみよう。
上野駅から普通電車に乗車し、途中、小山で乗り換え、栃木駅に向かう。


(tochigi81.jpg)

電車の隣の席では、ふたりの女子高生が大きな声でしゃべっていた。

女子A 「ハウルの動く城ってさぁ、お婆さんになるけど、最終的には女の子になんのね。 でも髪の色は変わらないんだよね、グレー」
女子B 「えービミョー」
という会話。
女子Bの「ビミョー」がなんか可笑しくて、わたしも「ビミョー」って使ってみたくなってしまった。

 (中略)

塚田歴史伝説館には、人間そっくりの動きをするハイテクロボットが設置されているが、展示の構成は学園祭みたいでキッチュである。
三味線を弾くおばあさんのロボットがリアルでちょっと怖かった。
売店の人が、
「田楽おいしい店がありますよ」
と教えてくれたので、行ってみることにする。


(dengaku4.jpg)
油伝商店


(dengaku5.jpg)

油伝(あぶでん)味噌という、コクと甘味のある黒い味噌を使った田楽が食べられるというお店は、なんだか歴史がありそう。


(dengaku3.jpg)

店内は観光客らしき人たちで混んでいた。
おばあさんと、その娘さん(60歳くらい)という客と同じテーブルになり、おばあさんに「学生さん?」などと聞かれる。

ふたりは群馬県に住んでいるらしいのだが、ここの田楽が大好きでわざわざ食べにきたのだそう。
わたしはというと、改めてわかったけど、田楽というものがあまり好きではないかも。
甘い味噌がビミョーというか。
だけど、頼んだこんにゃく田楽は全部食べたし、田楽の中では、ここのはかなり美味しいんだと思う。


(dengaku2.jpg)

店を出て、ふたたび自転車で街をぶらぶらしていると、さきほどのおばあさんたちが車でわたしを追いこしながら「お元気でー!」と手を振ってくれた。
お元気で。
きっと、もう会うことはない。 少し切ない気持ちになる。




赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




130-132ページ
『47都道府県女ひとりで行ってみよう』
著者: 益田ミリ
2008年6月25日第1刷発行
発行所: 幻冬舎

『味噌がビミョーな田楽』に掲載
(2012年1月19日)




この上の箇所がデンマンさんにとって「おいしいぬくもり」を感じさせるのですか?



いや。。。 これにはまだ続きがあるのですよ。 ちょっと読んでみてください。


着いたのが夕方だったので、ぶらっと高崎駅周辺を散歩し、適当に惣菜を買ってホテルでテレビを見ながらの夕食。
楽しい。
店を探したり、かってのわからないところで緊張しながら食べるのが、最近ますます嫌になってきた。
旅先で何を食べたってわたしの勝手だもーん、と開き直りたいが、まだ「これでいいのか?」という思いもある。
わたしは普段から保守的な人間だと思う。
「いつも食べに行く店で、どんどん友達が増えちゃって!」
などというオープンな生活スタイルなど、絶対に考えられない。
知らない客同士がしゃべるなんて、想像しただけで疲れる……。
嫌。
うらやましくない。
いろんな人に会って、人脈を広げ、自分を高めるチャンスをつかむ。
わたしにもやればできるのだろうか?
なんか寿命が縮まりそうだなぁ。
チャンスと寿命だったら、やっぱり寿命のほうが大事だよなぁ。
などと、群馬県と関係ないことばかり書くなっつーの!

 (中略)

去年、栃木県にひとり旅したとき、田楽屋で相席になったおばあさんたちが、
「群馬県の館林のつつじは、とってもきれいですよ」
とわたしに一生懸命、説明してくれたのだ。
わたしは、ほんの社交辞令で、
「じゃあ、ぜひ見に行きます!」
と答えていたんだけど、本当に行ってみる気になった。
知らない客同士が店で話すのなんか嫌い、と書いたものの、去年の栃木旅行では、初対面のおばあさんたちとわたしはおしゃべりをしていた。
適当に愛想よくしておけばよいという気持ちだったのだが、わたしは、そのおばあさんたちとの約束を果たすため館林に向かう。



(tateba90.jpg)

高崎から両毛線で伊勢崎まで行き、乗り換えて館林へ。
つつじが岡公園のつつじは、きれいに咲いていた。
人が多くてゆっくり見られなかったけど、おばあさんたちとの約束を守ったと思うと、つつじは、もうどうでもよかった。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




154-156ページ
『47都道府県女ひとりで行ってみよう』
著者: 益田ミリ
2008年6月25日第1刷発行
発行所: 幻冬舎




どうですか、小百合さん。。。? なんとなく「おいしいぬくもり」が伝わってくるでしょう?



そうですわね。。。 デンマンさんの言おうとしている事がなんとなく解るような気がしてきましたわ。

でも、イマイチなのですか?

そうですわね。。。 特に感動するようなエピソードではありませんわ。

なるほどォ~。。。つまり、感動するようなエピソードを期待していたのですね?

そうですわね。

じゃあ、次のエピソードはどうですか?



(sobaya2.jpg)

ある日、私が「立ち喰いソバ」を食べていたら、一人の老人(おじいさん)が入って来て「花屋さんはどこですか」と、たずねてきました。
店員は忙しく、恥ずかしい話ですが、私も聞こえないふりをしていました。
すると、私の近くにいた20歳ぐらいの男の子が食べている途中だというのに「すぐ近くですから一緒に行きましょう」と、老人の荷物まで持ってあげて出て行ってしまいました。
近くなので、ものの1分ぐらいで帰ってきましたが、なかなか出来る事ではありません。

店員のオバサンも感心したらしく気をきかせ、温かいソバにかえてあげました。
なんか小さな親切「2本立て」を見てしまったようで、嬉しい気持ちにもなり、反省もした次第です。
髪の毛が長くて茶色でも気持ちのきれいな、心が澄んだ若い子もいるのですね。
拍手&感激  (35歳・男性)

(注: 赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより
読み易くするために改行を加えています)




28ページ 『からくり民主主義』
著者: 高橋秀実
2002年8月2日 第5刷発行
発行所: 株式会社 草思社




あらっ。。。いいお話ですわね。



つまり、善意の連鎖なのですよ。

そうですわね。。。で、この事が言いたかったのですか?

そう言う事ですよ。 日本に住んでいる誰もが自分の知らないところで、私もこうして多くの人の善意を受けながら生かされているのだろう、と思いながら暮らせることができれば、日本も素晴らしい国になるでしょうね。

そんな国があるでしょうか?

あのねぇ~、日本にだって上のようなエピソードがあるのだから、他の国にもあるのですよ。

その証拠でもあるのですか?

あります。 次のビデオクリップを見てください。

ロシア人ドライバーの小さな親切に

世界中がホッコリ感動






こういう善意の連鎖が世界中に増えてゆけば戦争のない明るい地球になるでしょうね。



そうですわね。。。
 

【卑弥子の独り言】



ですってぇ~。。。
そうですよね。
あなたも、この世知辛(せちがら)い殺伐とした日本で、せめて一日に一度だけ小さな親切を心がけてくださいね。
あたくしも、そのように心がけたいと思うのでござ~♪~ますう。
うふふふふふふ。。。

とにかく、興味深い話題が続きますわァ。
どうか、あなたもまた読みに戻って来てくださいませ。
じゃあ、またねぇ。。。






ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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