トイレのないマンション | バークレーの書きたい放題!

トイレのないマンション

 

トイレのないマンション
 
 

(toilet03.jpg)


(toilet02.jpg)



デンマンさん。。。 あんさんは、またしょうもないタイトルを付けはりましたなァ。



あきまへんか?

トイレのないマンションなんてありしまへん。

それがあるねん。

その証拠でもあるのォ~?

まず次の詩を読んで欲しいねん。


ぞうさんのウンチ


(zou02.jpg)

ぞうさん ぞうさん
おはなが ながいのね
そうよ かあさんも ながいのよ

ぞうさん ぞうさん
おはなが のびるのね
そうよ とうさんも のびるのよ

ぞうさん ぞうさん
おみみが おおきいのね
そうよ かあさんも おおきいのよ

ぞうさん ぞうさん
おはだが かさかさね
そうよ かあさんも かさかさよ

ぞうさん ぞうさん
おはだが かたいのね
そうよ とうさんも かたいのよ


(zou03.gif)

ぞうさん ぞうさん
おめめが ちっこいのね
そうよ かあさんも ちっこいのよ

ぞうさん ぞうさん
しっぽが みじかいのね
そうよ とうさんも みじかいのよ

ぞうさん ぞうさん
おなかが おおきいのね
そうよ かあさんも おおきいのよ

ぞうさん ぞうさん
おしりが でっかいのね
そうよ とうさんも でっかいのよ


(zou05.gif)

ぞうさん ぞうさん
おしりのあなが ちっこいのね
そうよ かあさんも ちっこいのよ

ぞうさん ぞうさん
オナラが でっかいのね
そうよ とうさんのは もっとでっかいのよ

ぞうさん ぞうさん
ウンチが すっごくおおきいのね
そうよ かあさんのは もっとおおきいのよ
 
 
デンマン

2012年12月2日




デンマンさん。。。 あんさんは、盗作してますやん。



ん。。。? 盗作。。。?

そうですう。 「ぞうさん おはなが ながいのね」というのは有名な童謡ですやん。

うへへへへへ。。。めれちゃんは知っていたのんか?

ごっつう有名やさかいに誰でも知ってますやん。

あのなァ~、わては夕べたまたま『言葉の力を贈りたい』という本を読んだのやがな。


日本人でこの歌を知らない人は、まずいないんじゃないでしょうか。
この「ぞうさん」の歌の詩を書いたのが … まど・みちおさんです。

 (中略)

まどさんの詩は、現代詩とか子どもの詩とか童謡詩とかいったジャンル分けとは関係なく、いや、そんなつまらぬジャンル分けが吹っ飛んでしまうほど大きな仕事です。

現代詩はむずかしい、わかりにくい---そう思われてしまう理由は「テーマ」と「表現」ではないでしょうか。
現代詩で取り上げられるテーマは時代であり、人間の内面であり、普遍的な真理であり、そのテーマを表現するためにコトバは前衛的で、抽象的で、観念的で、ようするに一般の人には「サッパリわからん」ということになってしまっているように思います。

もちろん詩には前衛も観念も必要なのです。
前衛的なコトバ、観念的なコトバを「むずかしい」という理由だけで敬遠していると、詩はどんどんやせ細っていきます。
しかし、それはそれとして、まどさんの詩---ひらがなだけの、子どもにもわかる、誰にでもわかる、わかりやすいコトバでかかれた詩も、すぐれた大きな仕事です。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています)




117-118ページ 『言葉の力を贈りたい』
著者: ねじめ正一
2002(平成14)年8月30日 第1刷発行
発行所: 日本放送出版協会




なるほど。。。それで、あんさんは「ぞうさん」の詩のパロディーを書きはったん?



そうやがなァ~。。。めれちゃんも解ってくれたようやなァ~...

それで、「ぞうさん」の詩と「トイレのないマンション」が関係あるのォ~?

あるねん。。。 上の本の中に次のようにも書いてあったのやがなァ。


詩の楽しさを邪魔しているのは、「詩は高級で難解」という先入観です。

 (中略)

もし皆さんがそんなふうに思っていたら、そのイメージは捨ててしまってください。
一遍の詩の中にひとつ引っかかる言葉があれば詩は読めます。
楽しめます。
「このコトバ、なんだか変だよね
「何なの、このコトバ?」
そういうコトバがひとつでもあれば、その詩はあなたに向かっている詩です。
そういう詩があったら、1ヵ月、とにかくじいっとその詩を眺めてください。
理解しようなんて思わずに、ただただ眺めてください。

そうやって眺めているうちに、「詩ってコトバの塊(オブジェ)なんだ」ということに気がつきます。
詩は小説や新聞記事とは違います。
意味やストーリーとはかかわりなく、コトバだけがすこんと立っている。
それが詩なのです。
そのことに気がつくと、コトバの塊がどんどんほぐれてきて、最初に引っかかったコトバのあたりから全体が、細部がみるみる姿をあらわしてきます。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています)




6-7ページ 『言葉の力を贈りたい』
著者: ねじめ正一
2002(平成14)年8月30日 第1刷発行
発行所: 日本放送出版協会




つまり、「トイレのないマンション」というのは上の中に出てくる「なんだか変な引っかかるコトバ」だと、あんさんは言いたいん?



その通りやァ! めれちゃんもようやく、わての言おうとしていることが解ったのやなァ。

それで、どのような詩をあんさんは書きはったん?

ここに書き出すよってに、めれちゃんもじっくりと眺めて読んでみたらええやん。


トイレのないマンション

日本に未来はあるの?
ないね
どうして?
だって日本はトイレのないマンションだから…
原発のたれ流し 原発のウンチであふれてる

でも六ヶ所村にトイレがあるじゃん
あれはトイレのしるしだけ


(toilet03.jpg)

便器がないだよ


(toilet02.jpg)

だから原発のウンチがたれ流し
どうしてそうなったの?
ダメな政治家が原子力の平和利用だと国民をだましたのさ
こんな狭い国に原発がうじゃうじゃ
原発のウンチがあふれてる


(6kasho.jpg)


(6kasho2.jpg)

どうすればいいの?
どうにもならないさ
でも日本が原発のウンチで埋まってしまうよ
どうにもならないよ


(6kasho3.jpg)


(6kasho4.jpg)

ウンチの中で日本が沈没しちゃうよ
しかたないさ
でもなんとかしないと…
あきらめるんだね
でも…
ダメな政治家を選んだのはオマエなんだから…
 

 
 
デンマン

2012年12月2日




あんさん。。。これを詩のつもりで書きはったん?



あきまへんか?

これってぇ、詩の形になってえ~へんと思うわ。

あのなァ~、わては詩のつもりで書いたのやさかいに、誰がなんと言おうと、これは詩に違いないねん。

要するに、六ヶ所村の放射性廃棄物貯蔵施設は、放射能廃棄物を処理するホンマのトイレではないと、あんさんは言いたいのォ~?

そうやァ~。。。 たれ流しのツケが我々の孫。。。そのまた孫に引き継がれていって、日本の未来はみじめなものになってゆくねん。

そないに悲観的な詩を書いても日本に住んでいるの人は誰も喜ばんと思うわ。

さよかァ~。。。 そやけど、めれちゃんも悲観的な詩を書いていたでぇ~。。。

わたしが。。。?

そうやァ。。。次の詩を読んでみィ~なァ。


小さな赤い花
 
 

 
 
わたしをあなたの庭に咲く

小さな赤い花にしてください

そして、お水を注ぎながら

何かお話を聞かせてください

わたしは何も言えないけれど

あなたの言葉を聞きながら

いろんなことを思うのです

あなたに愛されるように

いつまでも綺麗に

咲いています

だからわたしのことを

忘れずにいてください

 

by merange (めれんげ)

2010.02.19 Friday 10:24




『即興の詩 小さな赤い花』より

『永遠の愛のコラボ』に掲載




めれちゃんは、こないな寂しい詩を詠んで『即興の詩』サイトを閉鎖してしもうたのやがなァ!






こうして、あんさんはソフトカメラで記念に画面を撮っておいたん?



そうやァ。。。ところが、ある日突然、めれちゃんはサイトを閉鎖してしまった。 わてが何度となく再開するようにアドバイスしたにもかかわらず、めれちゃんはその気にならへんかった。

あんさんは、しつこいからいややねん。

でもなァ、めれちゃんには応援しているファンがたくさんいるのやでぇ~。。。

そうかしら。。。?

そのような無感動な事を言ってもらっては困るやんかァ! ちょっと次のコメントを読んでみィ~なァ。


新しい才能を直感



つまり寂寥感なんですね。
孤独なんですね。
詩は、でも癒してはくれません。
孤独を際立たせるだけです。
他者に訴えるには、それなりのフィクションが必要です。
虚実皮膜の間でしか芸術はありません。

こどくな心情を吐露して、
自分の死にたがっていることを、主張しても、
他人は喜びません。
文学も詩も所詮エンタメですから、
多くの視聴者を得るしかありません。
それ以外は自慰行為です。

孤独な詩は、孤独な死であり、
表現はエンタメ、それほど自分を貶めたくない、
芸人になりたくないのなら、自慰行為をつづけるしかありません。

小説家や詩人にたくさん会いましたが、
彼らは自分を売る芸人でした。
それが悪いとはいいませんが、
それをしたくない人間はブログしかありません。
どこかでだれかが、こころの叫びをきいているかも、


というパーソナルな、しかしみえないつながりしかありません。
でもマスコミのように汚れていない、
ミニコミは、これからの芸術かもしれません。


ネットサーフィンしてたら、
たまたま新しい才能を直感したので、コメントしました。
ブログのタイトルが変わっても、本質はおなじです。
がんばってください。応援します。

 
 
岩下俊三

July 30, 2009 17:00




『「極私的詩集」 極私的詩集にチェーンジ!』
コメント欄より

『美しい愛のコラボ』に掲載
(2009年11月26日)




解るやろう、めれちゃん。。。 こないにして、めれちゃんの文学的な才能を直感して応援しているファンがいるのやでぇ~。。。 そやから、めれちゃんこそ日本の明るい未来を築くためにも、これから仰山(ぎょうさん)詩を書いていったらええねん。



今晩寝ながら考えてみますう。

いつまで考えていても埒(らち)が開(あ)かんのやァ。 もう行動を起こす時期なんやでぇ~。。。『小さな赤い花』じゃなく、大きな花をたくさん咲かす時期なのやでぇ~。。。


【レンゲの独り言】



ですってぇ。。。
『小さな赤い花』。。。いいですわねぇ~。。。
めれんげさんの切ない気持ちが伝わってきますよね。
めれんげさんは、きっとどこかで即興の詩を詠んでいると、あたしは思いますわ。
あたしも応援しています。
あなたも応援してあげてくださいね。

とにかく、次回も面白い話題が続きます。
あなたもどうか、また読みに戻ってきてください。
では、また。。。




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こんにちはジューンです。

かつてデンマンさんが小泉八雲を紹介していました。

八雲(ラフカディオ・ハーン)は

次のように言っていたのです。

日本女性を道徳的、宗教的信念を持った

愛らしい倫理的創造物である


明治時代の日本の女性は、

そうであったのかもしれません。

でも、最近になって日本の女性も変わったようですね。

一つの事件を取り上げて、そう言うのも

独断過ぎると思いますけれど、

「苫小牧子殺し事件」は象徴的な事件だったと

思いますわ。そして痛ましい事件でした。

北海道・苫小牧の何処かで、3歳の長男と

1歳の三男の兄弟が鍵の掛かったアパートに

閉じ込められ放置されのですわ。

長男は生米や冷蔵庫のマヨネーズやケチャップで

飢えをしのいだのです。

三男は飢餓と低体温症で亡くなってしまいました。

昼間に自動的に入る暖房で、餓死した弟が

無残に腐食する横で、お兄ちゃんは

必死で飢えを凌ぎ生き抜いて、

ママの帰りを待ち続けたというのです。

でも、ママは新しいボーイフレンドの部屋に住み着いて

1ヶ月以上、子供たちの養育を拒み、

ボーイフレンドと遊んで暮らしていたのです。

もう、死んでいるのではないかと思って、

アパートに戻ると、長男は生きていた。

「何で生きてるの?」

冷血女性のママは長男を見て

まず、そう感じたと言うのです。

人間は、それほどまでに非情に

冷血になれるものでしょうか?!

何度読んでみても、亡くなった子供のために

涙が流れてきますわ。(めそめそ。。。)

「苫小牧子殺し事件」のことは

次の記事の中で引用されています。



『愛の進化論』

ところで、卑弥子さんが面白いお話を集めて

楽しいサイトを作りました。

次のリンクをクリックして

ぜひ覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ