Arroz con leche
アロス・コン・レチェ(お米の甘いミルク煮)

スペイン語で、アロス=米 コン=with レチェ=牛乳。
ライスミルク煮、ライスプディングとでも訳せば良いでしょうか。
スペインでは、おなじみのホームスイーツで、Eduがとても懐かしがるスペインの味です。
日本でも材料が揃え易く、材料費もかからないので、とても作り易いです。

最初は、お米をミルクで甘くして食べる事に抵抗があったり、びっくりするかもしれませんが食べてみれば、美味しいデザートです。
たくさん作って朝ゴハンとしてもぴったりです。冷たく甘いので食べ易く、ついついたくさん食べてしまい気味で、あっという間にお茶碗2杯分を1回でペロリということも。

お好みでゴハンの固さや、甘さ、牛乳の水分残り具合を調整してみてください。
私は、やや固めで、牛乳がひたひたに少し残るぐらいが好みです。

今回のレシピは一番ベーシックなレシピですが、バターを少し加えるアンダルシア風や、黄身をアストゥリアス風もあります。

以前、主催していたスペイン料理教室では、バターと黄身を加えるレシピで先生から教わりましたが、個人的な好みとしてはレモンとシナモンの風味がさっぱりとしたベーシックなレシピが好きです。


アロス・コン・レチェ


材料

牛乳;1L
米:250g
砂糖:100g
レモン:1つ
シナモンスティック:1本
シナモンパウダー:適宜


作り方

1、米250gを、たっぷりの熱湯(分量外)で10分間、茹で、ざるに上げておく
2、リンゴの皮をむくようにレモンの皮をむく。
3、鍋に牛乳にレモンの皮、シナモンスティックを入れ火にかける
4、沸騰したら砂糖を入れてかき回す
5、砂糖が溶けたら、ざるにあげておいた米を鍋にいれ15分間、弱火にかける。その間、焦げないようにたまにかき回す
6、火をとめ、冷ます。あまり長時間、レモンを入れたままにしておくとレモンの苦みがでてしまうことがあるので、このタイミングにで、レモンを取り除く。
7、そのまま10分ほど蒸らしも良い。水分が多すぎる場合などは、少し時間を置く事で、米が水分を吸い、ちょうど良くなる。
8、器に移す。生暖かいままでも良いけれど、器に入れて良く冷やしてから食べるのが一般的。
9、シナモンパウダーをお好みでふり、煮立てたレモンとシナモンスティックを飾りつけ出来上がり。


TIPS

最初の10分茹でるお米は、必ずたっぷりの水で茹でてください。お米のでんぷん質がでてくるので、お水が少ないと焦げ付きの原因になります。

飾り付けようのレモンとシナモンスティックは、飾る前に一度洗っておくと、きれいに飾り付けできます。

下の写真は、リンゴをむくように切ったレモンの皮をそのままデコレーションにしてみました。

スペイン料理