~2016年10月19日


手術から丁度3ヵ月
職場復帰。

復職するタイミングは非常に悩みました。
そして結構苦労しました…

みなさんはどうされてるのでしょうか。


■会社側の復帰条件
フルタイムで働けること。
フレックス非適用、残業規制。
出勤練習(フルタイム)を5日以上実施し問題ないこと。
※出勤練習は休み扱いでカウント

■職場、産業医のスタンス
あくまで私の会社の話です。
長期休暇後の復職で何かあった場合、労災扱いになる。よって完全に問題 なく働ける状態にならないと復職を認めてもらえない傾向にあった。
完全とは、例えば復職して1週間後、体力的に支障があってやっぱりもう少し休みたい、はNG。様子見の時短勤務等も認められない。
私の場合、化学療法中で副作用の影響もあり、体調を崩す懸念を挙げられて、復帰は1ヶ月延期。
これら踏まえて、出勤練習が課せられる。
従業員の立場からすれば有難い制度。
ただし…

■よく言われること
復帰のタイミングを焦らないこと。
自宅療養時と実際に会社で仕事するので体力的なギャップが大きい。
職場の人たちは最初は心配してくれるが、数ヵ月経てば忘れる。普通に仕事を振られる。

■復帰のタイミング
自分の体であるにも関わらず、復帰出来るタイミングの判断がつかない。
基準がわからない。
手術前の体に戻るとは出来ないだろうし、手術や薬による影響は今ですらあるわけで。
結局、一日の仕事に耐えられるだけの体力と言っても、ある程度割り切りが必要。

またそれなりの病気になった訳で、復職云々の前に体をしっかり回復させたいとい気持ちもある。別寄稿予定だが生存率の話もあり、仕事なんて割り切って、家族とゆっくり過ごせる時間にあてようという気持ちもある。
ただ毎日家にいると体も心もマヒして、復帰出来なくなるのでは?的な不安も出てくる。

結果的に復帰に設定したのは、欠勤扱いになる前のタイミング。つまり給料が発生しているまで。
最後はお金ですよw
家族を養わなければならないので…(>_<)ヽ
傷病手当金も認識はしているが、1年半という期間と、再発・転移のリスクを考えると今は使えないと判断。

なので復帰タイミングは設定出来たのですが、
苦労したのが、会社の手厚い制度との戦いw

上記少し触れましたが、会社側が体力的に問題ないと認めないと復帰出来ない。
条件の一つとして主治医の診断書の提出。
 先生からは、患者に無理させないよう配慮された内容を記載頂き、あとは本人の判断で復帰して良い的な内容でした。
しかし会社側はそれを体力的な問題がある記載と判断し、さらに明確な復帰可能な期日が記載されてないということで復職は認められない…的な。
もしくは再度主治医と相談して問題がない旨を記載した診断書を再提出しろと。
エビデンスが必須なんですね。

こんなやりとりを何度もして、化学療法の影響まで指摘され…
本人は復職の意志があるのに否定されると、心が折れそうになるわけです。
復帰に対するモチベーション、下がりましたね。
結果的に、気持ちも、日数的にもギリギリのところで復職に至りましたが。
正直無駄なストレスでした…

■まとめ
・復職のタイミングは自分の気持ち次第
・誰かに相談しても、正解を持っている人はいない気がする。環境や体調も人それぞれだろうし、結局自分自身の問題になってしまうと思う。
・通勤するだけでも体力が必要。
毎日出勤する習慣が心身共にリハビリになると思う。(片道2時間通勤w)
・傷病手当を使ってさらに休んでいたら、心身共に駄目になって復帰に苦労していたと思う。今の自分がいない気がする。
・気持ちが折れる前に復職を進める

■追伸
半ば愚痴的な内容になりましたが、十分に恵まれている環境であることは認識してます。
逆にがんと言うだけで復職出来ず大変な思いをされている人も少なくないと理解しています。
本寄稿はあくまで、会社の一例であり、私個人の主観であることをご理解くださいm(_ _)m