Spinoff 198》Short | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。




和室外の 人の気配に 


…ここも人でいっぱいになる…


そんな事 言ってたっけ

 等と



テーブルの部屋に誘導されながら


第三者の音がする方へ

視線を向け


窺う


和装の着付けの為に

用意された部屋



ここにある

着物の数だけのモデルが


やって来はじめたのだろうか


まだ


大人数特有のザワザワとした

空気感は感じ無い


けど

人目の増える事 想定して


肌着の胸元に

手をやる



指先が肌に触れ

ハッとする



着方が悪いのか


少し動いただけで

ゆるんだ襟元


しっかり合わせた気で居たのに

容易に開き


見苦しいまでに露出して



何だこれ マジか…


着なれない とは言え

和装の肌着一つに

振り回されてる感が


押し寄せる



利き手は

男の娘の手の中で


自由の利く手で

なんとか


開く左右の布を

胸の前で握る



見られたくない痕



不特定多数の目に触れる

確率 


プラス


手を引かれ移動している

仲良さげな

今の状況


知らない人が…否

知ってる人でも


この様子見れば

 

不要な誤解を生じかねない事は

確実



と 世間体の顔が

判断下し


取りあえず

 

繋いだ手 解こうと振れば


その動きに

歩みを止めた 男の娘



振り返ってこっちを見た

間で



「…なんだ いるんじゃん

 

 電話に出ろよ 

 一々ここまで来てたら 二度手間だろ」

 

 

和室の入り口方面から

 

ぬいだ靴に 他人の存在 確認した

 

第三者の声が 聞こえた




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