好きな事 / 恋人Ver 》期間限定 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。



「 気温差で夏バテ気味だぁ 」


…そう言って ぐったりしてる…



いつも 元気いっぱい

太陽の申し子みたいな彼が



かなりの お疲れモード



だから 我慢してた

クーラーの使用



…気遣いに気付かない奴…



一度使い始めると 

必要不可欠になる


爽やかな風を off



「 …何か食べる? 」


「 あれ? クーラー消した?」

 


掛けられてた呪いが解けた

勇者並みに復活を見せる 彼



「 消した 何か食う? 」



代わりに イライラの攻撃を

受けはじめる 我が身


「 ……いらない 」


 …あっそう と

自分の食事の準備に入る



「 あっ やっぱり 食べる 」


そう言って キッチンに入ってくる 彼


…何だよ 暑苦しい…


野菜室から きゅうりを1本出すと 

水で洗って 差し出す


…なに 酢の物でも作れってか?


「 口…開けて 」



はぁ?


横に立つ 彼を見る


何 その ワクワクした目

…もう マジ 勘弁してよ…



「 …ほら 開けてって 」



しつこい…イラっとする



人の口元に 青臭いのを寄せて

ニヤついてんじゃないよ

食わせたいなら 塩位かけろや


思いっきり 歯を見せて かじる


「 あ… 」


 ふん ざまぁみろ

今ので 萎えたはず


口の中の きゅうりを咀嚼(そしゃく)する


口元を見つめてる彼の目が

まだ エロい


…何を妄想してんだぁ…


一抹の不安は的中


食事中の口に

食いついて来た


唇を吸われ

慌ててきゅうりを飲み込む



「 え…飲んじゃった? 」


…うわぁ マジか…



「 一人で食べないで

   一緒に食べよ♡ 」



…可愛く言えば 

何でも許されると思っているのか



「 はい 口開けて 」


…ごめん 無理…


キッチンからリビングへ向かうと

クーラーを on



呪い 掛けさていただきます






――――――――――



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