チープなミュージックに口付けを | 大器末成

大器末成

「大器、未だ成らず」
いつかは器の大きな男に成りたいと、日々精進している(つもりの)ワタクシ。
日本一のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの話題と洋楽の話がほとんど。たまに他の趣味のことも書くかも・・・?
興味のある方はフラッとお気軽にお立ち寄りください。

「吉井和哉の特選・名盤99」というものがありまして。

「好きなアルバム」だか「影響を受けたアルバム」だか分からないけど、吉井さんが99枚のアルバムを選んでいるものです。

もう何年も前に、某2Chにコピペしてあったものを、保存しておいたのですが、最近思い出してちょっと調べてみました。

ネットで検索すると、「B-PASS」と言う言葉がキーワードのようで、そういう雑誌か何かに載ったものなのか?と推測されますが、誰か知ってる方、いませんかね?

一言コメントがあったりして、本人が書いたもののようにも思えるんですね。

ちなみに、いつごろの物か正確には分からないけど、時々「SICKS」の名前が出てくるので、ある程度の時期はわかります。


で、その内容なのですが。せっかくなので1から順に、俺も聞いてみようと思いました。


その輝かしきトップバッターは、

「ROXY MUSIC」

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アルバムのタイトルも、ずばり「ROXY MUSIC」です。

いわゆるグラム・ロックなのですが、その中でも個性的な音楽。

大きな特徴として、デビュー当時の70年代前半では先鋭的だった、シンセサイザーを使ったり、マッシュアップという手法の先駆け的な技術を使ったり、という点が挙げられます。
(以上、ウィキペディアからの受け売りです)

俺が感じたのは、ギター・ベース・ドラム・キーボードといったいわゆるロックの楽器だけでなく、サックスやオーボエ、そしてシンセサイザーなど、いろんな楽器を多用した音楽だということ。

そして、メンバーも実に個性的。二つ折りの紙ジャケットで、それを開くとメンバーの写真が載ってるんだけど、これが実にカッコイイ。

グラム・ロックってのは、音楽よりも見た目が大きな特徴らしいですが、まさにその通り。

決して真似できないようなセンスの方たちばかり。いや、カッコイイとは思うけど。

写真撮っとけばよかった~!


デビューアルバムのこの作品は、吉井さん曰く「一番センスがいいと言われていた」そうです。

さらに、このアルバムにあこがれて1St(NIGHT SNAILES AND PLASTIC BOOGIE)を作ったんだそうです。

それぞれのパートの魅力が遺憾なく発揮されてる「RE-MAKE/RE-MODEL」、映画のBGMのような「THE BOB」を始め、聞いているだけで素直に楽しくなる曲ばかりです。

そうそう、ジャケットの女の人、最初に見た時は「絶対、女装した男だ!」と思っていたのに、実際は当時イギリスで大活躍していたモデルさんなんだそうです(汗)



続いて、こちら

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「CHEEP TRICK」

吉井さんの選んだのは「天国の罠」というアルバムだったんですが、残念ながら無かったのでベスト盤を借りてきました。

このバンド、日本武道館のライブを音源化したものがきっかけで大ブレイクしたそうで、日本とも深い縁があるそうです。

ポップで覚えやすいメロディが特徴とのこと。確かに、すんなり頭に入ってきました。

それでいて、飽きない曲ばかり。なんとなく、YELLOW MONKEYの「LOVE COMMUNICATION」を思い出しました。

音楽もカッコいいけど、ボーカルのロビン・ザンダーはかなりイケメンです。やっぱり「ロビン」だから?

興味のある人は見てみてください。俺並みにいい男・・・。(←調子にのりました、スミマセン)

「天国の罠」もぜひ聞いてみたい。「吉井和哉の曲作りの原点と言っていい一枚」だそうです!



最後はこちら

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「KISS ALIVE!」邦題は「地獄の狂獣」

白塗りの化粧で有名な彼ら。

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あっ!間違えた!!


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こっちでした。


KISSは、俺が初めて買った洋楽なので、それなりに思い入れみたいなのもあるバンドです。

この「ALIVE!」はライブアルバムの二枚組なんですが、「ALIVE」という単語はKISSのキーワード的な存在のようで、Ⅰ,Ⅱ,Ⅲと同名のライブアルバムが複数存在するそうです。

ところで、KISSと言えば俺は、どうしてもある人を思い出します。

そう、それは廣瀬”HEESEY"洋一親分。

言わずと知れた日本一のBASSMANである彼は、KISSのベース、ジーン・シモンズが大好きな事でも知られています。

吉井さんが廣瀬さんと知り合えた要因の一つとして、このアルバムを挙げています。

彼のスタイルは、ジーン・シモンズに起因するところが大のようですね。ライブの動きとか。
(血や炎は吹かないけど)

俺自身、HEESEYが好きで、KISSを聞いてみる気になったようなもんです。

KISSといえば、CDよりもライブがすごく魅力的に思えるバンドです。

YOUTUBEで見ましたが、やっぱりカッコイイです。

そのKISSのライブ、YELLOW MONKEYに影響を与えたと思われる部分がいくつか見受けられました。

「You Wanted The Best? You Gotta Best! The Hottest Band In The World,KISS!」

というキャッチフレーズを叫ぶのがバンドの定番だそうですが、YELLOW MONKEYの「悲しきASIAN BOY」の最後を思い出します。

それと、バンド名の大きな電飾。絶対、ここから来てるんだ!

このアルバムには入ってないけど、「DETOROIT ROCK CITY」が物凄くカッコよくて大好きです。

あとは、「I WAS MADE FOR LOVING YOU」とか、二枚目に入ってる「ROCK AND ROLL ALL NITE」が名曲ですね。


今回は、以上の三枚。また「吉井和哉の特選・名盤99」からいくつか聞いたら、紹介します。
ではまた(^O^)/