これまで小説なんてろくすぽ読まなかったけど、伊坂にハマッた。
きっかけは『陽気なギャングが地球を回す』。とにかくわかりやすい伏線を最後にたたみこんでいく感じが楽しい。小説で漫画を読んでるみたいな読後感。
最近では例えば村上春樹の『ノルウェーの森』なんかを読んでもただのエロ小説としか感じなかった。結局どーゆーこと?ってググると、作品を性描写が露骨な道徳倫理に反するイヤラシイ話としてしまうと物語の主題を捕えることができないので注意が必要って書いてある。
なるほど、見事に読めてない。
そんな自分でも伊坂ワールドは結局どーゆーこと?てならないから、サクサク次を読もうと思える。
『終末のフール』、『フィッシュストーリー』、『陽気なギャングの日常と襲撃』を読破。『オーデュポンの祈り』がいまカバンに待機中。
ところで、先週の土曜に花見をやった。桜の名所百選に選ばれる三ッ池公園で開催したんだけど、当日は小雨と強風のため、花見客はゼロ。それでも風よけにビニールシートを張ったり、雨よけに枝葉の多い木の下に陣取ったりと意地になって花見を強行。
傘を差して散歩しながら花を見ている人からジロジロ見られたり、ピザ屋の兄ちゃんには花見頑張ってください!とエールを送られたりした。頑張るもんでもないけど、気温も低かったし、傍から見たら苦行の様に見えたのかもしれない。でも20人くらいで肩を寄せ合ってワイワイやるのは楽しいし、結局普通に花見するよりよっぽど思い出に残った。
『終末のフール』は数年後に惑星が地球に衝突して人類が滅亡するという設定のヒューマンドラマだ。地球滅亡を数年後に控えていることもあって、殺人、自殺、性犯罪が急増したり、食料をめぐってスーパーが襲撃されたり、秩序が見事に崩壊している中での生活が描写されている。
この中で登場人物の苗場(プロキックボクサー)がインタビュアーに明日死ぬって言われたらどうする?と問われるシーンがある。この問いに、変わらない。自分にできるのはローキックと左フックだけですからと答える。明日死ぬのにそんなことするの?と嘲笑されるけど、明日死ぬとしたら生き方かわるんですか?と問い返す。あなたの今の生き方はあとどれくらい生きる生き方なのかと。
花見を強行したのはこの状況とまるで違うけど、やらないよりどうにかやるという選択肢は今を精一杯生きてる感じで素敵だ。結局夕方には雨も風もやんで、酔っ払い全開の楽しい花見になった。あと地球が数年で滅ぶことになっても毎年この花見は開催しようと思う。
雨の日の花見を全肯定するために伊坂幸太郎まで担ぎだした文学的なエントリー(笑)。
きっかけは『陽気なギャングが地球を回す』。とにかくわかりやすい伏線を最後にたたみこんでいく感じが楽しい。小説で漫画を読んでるみたいな読後感。
最近では例えば村上春樹の『ノルウェーの森』なんかを読んでもただのエロ小説としか感じなかった。結局どーゆーこと?ってググると、作品を性描写が露骨な道徳倫理に反するイヤラシイ話としてしまうと物語の主題を捕えることができないので注意が必要って書いてある。
なるほど、見事に読めてない。
そんな自分でも伊坂ワールドは結局どーゆーこと?てならないから、サクサク次を読もうと思える。
『終末のフール』、『フィッシュストーリー』、『陽気なギャングの日常と襲撃』を読破。『オーデュポンの祈り』がいまカバンに待機中。
ところで、先週の土曜に花見をやった。桜の名所百選に選ばれる三ッ池公園で開催したんだけど、当日は小雨と強風のため、花見客はゼロ。それでも風よけにビニールシートを張ったり、雨よけに枝葉の多い木の下に陣取ったりと意地になって花見を強行。
傘を差して散歩しながら花を見ている人からジロジロ見られたり、ピザ屋の兄ちゃんには花見頑張ってください!とエールを送られたりした。頑張るもんでもないけど、気温も低かったし、傍から見たら苦行の様に見えたのかもしれない。でも20人くらいで肩を寄せ合ってワイワイやるのは楽しいし、結局普通に花見するよりよっぽど思い出に残った。
『終末のフール』は数年後に惑星が地球に衝突して人類が滅亡するという設定のヒューマンドラマだ。地球滅亡を数年後に控えていることもあって、殺人、自殺、性犯罪が急増したり、食料をめぐってスーパーが襲撃されたり、秩序が見事に崩壊している中での生活が描写されている。
この中で登場人物の苗場(プロキックボクサー)がインタビュアーに明日死ぬって言われたらどうする?と問われるシーンがある。この問いに、変わらない。自分にできるのはローキックと左フックだけですからと答える。明日死ぬのにそんなことするの?と嘲笑されるけど、明日死ぬとしたら生き方かわるんですか?と問い返す。あなたの今の生き方はあとどれくらい生きる生き方なのかと。
花見を強行したのはこの状況とまるで違うけど、やらないよりどうにかやるという選択肢は今を精一杯生きてる感じで素敵だ。結局夕方には雨も風もやんで、酔っ払い全開の楽しい花見になった。あと地球が数年で滅ぶことになっても毎年この花見は開催しようと思う。
雨の日の花見を全肯定するために伊坂幸太郎まで担ぎだした文学的なエントリー(笑)。