Boa’s Eye-P1007988.jpg

韓国文化院講演会シリーズ2013「韓国の魅力」第7回を聴講してきました。

講師は韓国観光名誉大使の古家正亨氏。講演タイトルは「ネオソウル~新しいソウルの魅力」

元々ラジオDJ出身の古家さん、大使館がらみの講演会ですので、いつもの超ぶっちゃけ裏話や固有名詞はぷち封印されましたが、それでも楽しいお話を沢山披露してくださいました。

ソウルの新しい注目スポットとして、ソレマウル、亭子洞テラス通り、道峰山、D-CUBE CITY、IFCモールの5か所を写真付で紹介。

① ソレマウル
地下鉄高速ターミナル駅より徒歩。フランス人コミュニティがあるためにフランスの雰囲気のエリア。かつてのまさに「街路樹」があるだけだったカロスギル風。そういえば今のカロスギルは道の両側にショップだらけになってますね。そのショップも入れ替わりが激しくて^^熊のおしりのカフェは芸能事務所になっています。

②亭子洞(チョンジャドン)テラス通り
地下鉄新盆唐線の終点亭子駅より徒歩。ソウル特別市の南にある京畿道城南市です。ヨーロッパ風のセレブ系カフェ、バー、ショップが沢山あり、ドラマやCMのロケによく使われるそうです。海外ロケの代わりにできる?^^

③道峰山(ドボンサン)
地下鉄道峰山駅より。ソウル市北部の北漢山国立公園の一部、標高740メートル程度、上り2時間半、下り1時間半。バリバリ山ガールルックではなくてもスニーカーでトレッキング可能。麓には山登りにはお約束のマッコリとチヂミのお店があり。

④D-CUBE CITY
地下鉄新道林駅直結。六本木ヒルズを意識して作った複合商業都市。永登浦よりも高級志向で、ソウル市民の憧れの的。

⑤IFCモール
地下鉄汝矣島駅と動く歩道で直結。昨年8月末にオープンしたすべてが地下のショッピングモールと映画館(CGV)。たしかに汝矣島には63ビル以外なにもなかったですね。

その他、ソウルの変化している点として、バリアフリー化(横断歩道が増えた、音の出る信号)、漢江のエンターテインメント化(サイクリングロード、フローティングアイランド、噴水の橋など)も紹介されました。

リピーターだらけのソウル、旅行の目的はもはや異文化体験や食に留まらず、コンサートやミュージカルを見たり、その合間におしゃれなお店やカフェ巡り。女性誌のソウルガイド特集ですでに紹介されていますが、ソウル市を取り巻く京畿道のベッドタウン、特に南部の盆唐エリアにおもしろい街並みが出現しているようですね。亭子洞のテラス通りと並び、第二のカロスギルと言われる龍仁市宝亭洞(ポジョンドン)のカフェ通り。土日は賑わうと思いますが、平日に行くとあれれっ?となるかも^^

イ・ミョンバク前々市長が推進した清渓川の再生、ソウルの森、オ・セフン前市長が推進した「デザインソウル」政策に伴う漢江ルネサンスプロジェクトや東大門デザインプラザがかなりカタチになりました。確かにソウル市のごくごく一部はここ数年で劇的に変化したと思います。その一方で古き良きソウルがどんどん失われ、龍山の再開発が破綻したように、建設バブルも崩壊?前市長の辞職に伴い補欠選挙で当選したパク・ウォンスン新市長、今後どう舵を取るのでしょうか?

【おまけの情報】

Boa’s Eye-P1007989.jpg

古家正亨さん著の、激し~くマニアックな「Disc Collection K-POP」、会場で販売していたのでゲット。お値段も端数バッサリ切り捨て、サインも入れていただきました。K-POPの世界、いまどきのアイドルだけではないのです。