飲食店が使える補助金 | ビジネスの仕組みづくりのヒント

ビジネスの仕組みづくりのヒント

助成金や補助金の有効活用から事業の再生や資金調達を中心とした総合的な経営のコンサルティングの現場から、中小企業の経営者の皆様の様々な課題解決の助けとなるような話題やノウハウを中心に出来るだけお役に立つ情報をお伝えします。

今日お問い合わせのあった方は飲食店を3店舗経営されていて、地場の材料を活用した食品の製造販売もされている会社の経営者の方でした。

ご相談の内容としては、「この地場の材料を活用した食品を海外へ展開をしたいが、使える補助金はあるのか?」ということでした。

もちろん、補助金は採択性なので、必ずもらえるというものではありませんが、チャレンジする価値のあるものは複数あります。
しかし、今現在あるのかというと、ほぼありません。
補助金は公募から締め切りまでの期間が非常に短いため、思い立ったときにたまたまあるということは非常に少ないです。

・地域工場・オフィス・店舗等省エネルギー促進事業
工場・オフィス・店舗等の省エネや電力ピーク対策、エネルギーマネジメントに役立つ既存設備等の改修・更新に対する補助。(補助上限未定、補助率1/2、1/3等)

・消費者志向型地域産業資源活用新商品開発等支援事業
中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律に基づき、中小企業者・小規模事業者が地域資源を活用して行う新事業活動に対する補助(補助上限:500万円、補助率:2/3以内)

・低未利用資源活用等農商工等連携支援事業
中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律に基づき、中小企業者と農林漁業者が連携し、互いの経営資源を活用して行う新事業活動に対する補助(補助上限:500万円、補助率:2/3以内)

・小売業者連携・ふるさと名物開発等支援事業
地域資源を活用した「ふるさと名物」等に関する消費者嗜好の収集や特徴を活かした販路開拓等に係る取組みや、複数の中小企業・小規模事業者による地域資源を活用した「ふるさと名物」等の消費者へのブランド訴求力を高める取組等に要する経費の一部を民間団体を通じて補助(補助上限:1,000万円等、補助率:1/2以内、2/3以内)

・ふるさとプロデューサー等育成支援事業
地域の関係者を巻き込み、地域の特色を活かした産品をブランド化する人材の育成や、認定支援機関に対し、海外展開事業計画の策定能力向上のための研修を実施する事業を民間団体を通じて実施(補助率:定額)。

・ものづくり・商業・サービス革新事業
革新的な設備投資やサービス・試作品の開発、生産・業務プロセスの改善など、中小企業者が事業革新に取り組む費用を補助。(補助上限:1,000万円、補助率:2/3)

JAPANブランド育成支援事業
・戦略策定支援事業
自らの強みを分析し、明確なブランドコンセプト等と海外展開の基本戦略を固めるため、専門家の招へい、市場調査などの取組みに係る費用を補助します。(補助上限:200万円、定額補助)

・ブランド確立支援事業
具体的なブランド確立や海外販路開拓を図るため、新商品開発、海外展開出典等を行うプロジェクトに係る費用を補助します。(補助上限:2,000万円、補助率 2/3)

・海外展開戦略策定支援
本格的な海外展開に向けた戦略策定や販路開拓につなげるたのパッケージ支援(F/S支援、HPの外国語化、物流体制の構築等)にかかる費用を補助。(補助上限:160万円、補助率:2/3)

とりあえず、今回のお話しで使えそうな補助金でもこれだけあります。

もちろん、人気のある創業補助金や小規模事業者持続化補助金などもありますね。

このほか、従業員も飲食店にしては多いのですが、助成金の活用もされていなかったようでしたので

・キャリアアップ助成金(人材育成コース)
・キャリアアップ助成金(正規転換コース)
・キャリアアップ助成金(多様な正社員コース)
・キャリア形成促進助成金
・企業内人材育成助成金
・職場定着支援助成金

なども合わせて実施を検討することになります。

飲食店の方であれば、地場の食材などを活用し、このような事業にチャレンジすることも面白いと思います。

メルマガではブログでは書けないような内容も配信しておりますので、ぜひ登録してください。もちろん無料です。