久々の更新です。
ここ二週間、色々なことがあって美術館に行けていませんでした。

今日(12月7日 土)、東京・六本木の六本木ヒルズ内にある森美術館で開館10周年を記念して開催中の「アウト オブ ダウト」展に行きました。

この展覧会は日本の現代アートを紹介する展覧会です。
この展覧会、私はうっかり失念しており、mixiの友達の日記で知って最近現代アートにも興味を持っている私にも面白そうだったので、行くことにしました。

この展覧会は1970年代、80年代生まれの若手のアーティストを中心に、世代の異なるアーティストや在外・日系アーティストも含む29組のアーティストによる競演です。

 この展覧会は嬉しいことに一部のアーティスト(赤瀬川原平氏ほか)を除き作品の写真撮影が可能です。
現代アートの展覧会は鑑賞する人がそれぞれの視点で作品を撮ることは作品の理解を深める上でとても重要な事だと思います。

現代アートは多分の他の方もそうだと思うのですが、とても難しいです。
とは言えこの展覧会はかなりの力作揃いでとても面白く観ることができるものでした。

私がもっと面白く感じたのはこのアーティストの作品でした。



 
 
風間サチコの作品です。
日本の原発政策を風刺する作品を中心に発表しているアーティストです。
かなりの強烈な政治的メッセージが伝わってきます。

また、?だった作品が

 
 
ルーマニア共産党や日本共産党を作品の題材に取り入れています。
うーむ、未だに共産主義にこだわる人への哀惜なのか?あるいはそのアナクロニズムへの皮肉か?ちょっとよくわかりません。

以下、この他に  印象に残った作品の写真を紹介します。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして展覧会の一番最後の方に展示されているのが

 
 
プロジェクトFUKUSIMAです。
東日本大震災で大きな被害を受けた福島でアートを発信し続けると言う試み。

いずれも力作揃いです。
アーティストたちの芸術への真摯な姿勢がうかがえる良い展覧会でした。
鑑賞時間は1時間程度だったと思います。

公式サイト http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/about/index.html