1872年の今日、富岡製糸場の操業を開始した日でした。
上州富岡製糸場之図
富岡製糸場といえば、渋沢栄一らの企画により、1872年に群馬県富岡に設けられた官営模範工場ですが、フランス製繰糸器械300釜を備えた大規模工場で、フランス人技師ブリューナ〔1840-1908〕が設計し、その指導で操業を開始しました。

優良品を生産して製糸技術向上に寄与したのも事実です。
1893年に三井に払い下げ、のち生糸売込問屋原合名会社に譲渡され、さらに1938年には片倉製糸に合併されました。