突然時短と突然確変を採用する理由が2つあります。

1つ目は、遊技性を向上させるため。

もう一つは、「ある規則の数値を満足させるため。」

です。

遊技性の話は書くまでもないので割愛し、規則の話を書いてみようと思います。


規則の中で大当たりの確率の上限(いいほうですよ)を決める式があります。

これが、MNRSとよばれるもので、この数値が12を超えてはいけないと明確に記載されています。

で一体MNRSは何か?というと


大当たりの確率(平均)=M

大当たりのラウンド数(平均)=N

大当たりのカウント数(最大)=R

大入賞口の賞球数(最大)=S

です。

ようするに、

大当たりの平均確率×大当たりの平均ラウンド数×カウント数×大入賞口の賞球数が12を超えられないということです。


つまり、大当たり確率が1/200、16R、10C、15個賞球で確率変動機能がない一昔前の現金機のようなスペックの場合、

(1/200)×16×10×15=12ですからぎりぎりセーフです。


で、確率変動をつけるととどうなるか・・・・。

通常時を1/350、確率変動時を1/70(確率の10倍が上限です)、確変突入率を1/2とすると

平均確率は6/700=1/117となります。

なので、このままだとNMRSは

(1/116.6)×16×10×15=2400/116.6=20.58となり12を超えてしまいます。


そこで、2Rの大当たりを一部に採用することで12を超えないように頑張ります。


大当たりの半分を2Rにすると、平均ラウンド数は(2+16)/2=9となります。

すると

(1/116.6)×9×10×15=11.578


となり規則を達成しました。


当然、高確率中の確率の上昇幅を抑えれば確率変動割合を高くしても式は成り立つんですけど、流石に確率変動中の確率を1/100にするのはデメリットが多いですよね。

なので賞球やカウントを抑える手法と2R確率変動を導入する手法を用いるケースが多いんだと思います。


ちなみに、キャプテン○バートの場合


大当たり確率 約1/1(通常 3000/3002、確率変動 3001/3002 ※記憶違いかもしれません)

賞球 6個 2R×1Cですから

MNRSは

12を超えませんw  といっても上限の12に限りなく近い


そうなんです。あの手の機械はアタッカーの賞球を少なく、ラウンドとカウントを小さくしないと機械を作ることができなんです。(>_<)



そういう意味ではMAXスペックかもしれません。