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おっさんスロッターのトホホな毎日

タイトルぐらいの引きそうで引けない感じで負けていきます。


最近は打ちに行けてないのでおっさんの昔話です。

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最近では目押しの重要性は極めて低くなりましたが、その昔は目押しが最重要項目でした。



今現在のばかしん中年は、かなり腕が落ちていますがそれでもソコソコは上手です。

その理由の一つに目押しの方法が『直視』だからということがあります。


しかしばかしん少年が打ち始めた時はもちろんチェリーなんてとても見えません。

昔の台はリールも狭く、ボーナス絵柄さえもわからない状態でした。


そんなばかしん少年が目押しが上手になった理由はリプレイハズシです。

ばかしん青年が「ザ・名古屋」の止め打ちで凌ぎながら、段々減っていく設置店に悩まされていた時のことです。

その日は偵察日にして色々な店舗を見て回っていました。

ある店舗で初めて見る台に遭遇しました。

少し前までセブンリーグがあった所に派手な感じの台が設置されています。

パチスロ好きのばかしん青年が打たないわけがありません。


しばらく打っていてBIG中の払い出しに違和感を感じ、払い出し表を見て(コレは何かあるぞ)と思いました。

その日の帰りに本屋でパチスロ雑誌を立ち読みして確信しました。

これはイケる
と。


その機種は、かの有名なクランキーコンドルでした。

それまでもリプレイハズシはあったのですが、チョイ得打法ぐらいの扱いでした。

しかしコンドルは違いました。

しばらく後に出た解析値での計算では設定1でも105%になることに。


設置間もなくということ、7枚交換だったこと、まだ誰もリプレイハズシをしてなかったこと。

様々な要因が重なりコンドルは高設定だらけ。

秋口から師走までの2ヶ月間で(パチスロにおける生涯最高記録の19連勝を打ち立てたりしながら)適当に座ってリプレイを外すだけで約150万円のプラス。


「パチスロは目押しだ」そう思ったばかしん青年ですが、どうしても直視ができません。

直視ができない=目押しが下手というわけではないので、コンドルのリプレイハズシぐらいならタイミング押しで完璧にこなせていました。

しかし上手なのはコンドルのハズシだけでした。

他の台はヘタしたらボーナスすら揃えることができませんでした。


次に出たタコスロはリプレイハズシがビタでした。

しかしコレもタイミング押しと空回しハズシ(自動停止する位置がきまっていた)でなんとか十分なくらいにはできるようになっていました。

またまたタコスロはほぼ完璧に打てるのに他の台はからっきしだめというおかしな状態でした。


そんなことの繰り返しで一向に絵柄の見えないばかしん青年でしたがある台と出会います。

オリンピアのファイヤーコングです。

ファイヤーコングは同時期に出たビーナスラインとともに、変則打ちで小役を全て取ると設定1でも120%以上になってしまうという超欠陥台でした。

シマにはプロが溢れかえり一般客は打てない状態。


その頃にはやっと就職していたばかしん青年でしたが、打つ機会に恵まれることに。

急遽の対策が取れずに、時間開放にする店があったのです。

2時間開放して2時間閉鎖の繰り返しで旨みが減り、プロたちがいなくなりました。

(せっかくのお祭り騒ぎだから少し参加だけでもしておくか)

そう思いファイヤーコングを打ちに行く事にした所……

突如なんか絵柄が見えまして。


当時はまだリールが今ほどは広くない台が一般的でしたが、オリンピアの台だけは今の台ぐらいリールが広かったんですね。

打っているうちにファイヤーコングだけははっきりと絵柄が見えるようになりました。

いわゆる「スイカのタネまで見える」状態です。


今までとはまさに世界が変わりました。


最初は他の台では見えなかったのですが、1回掴んだら少しの練習で大丈夫でした。

ゲッターマウスで収支度外視で練習すること数時間。

3万円ほど負ける頃にははっきりと絵柄が見え、最後は直視で打っていました。



直視の人は、「初めて打った時から絵柄が見えていた」といいます。

しかし最初はできず、数年の月日をかけて直視に変わることもあるということです。



今ではほとんど意味のない技術です。

でも、やっぱり、目押しが上手なのはちょっとしたおっさんの自慢です。


                                   目押しの話   了



                                      








問6 花の慶次

仕事疲れか、休日も目が覚める事無く約1ヶ月ぶりのパチンコ屋。


ほぼ満席の慶次の空き台にふらりと座り、しばし打ってもう1台の空き台になんとなく移動。


開始2G目に花びらが舞ったという極めて弱い根拠で打ち続けることを決めると程なくBIG。


二桁連3発からART。そのARTが13連まで伸び、その後もロンフリ引いたり、桜花繚乱3回など。






結果 18:00過ぎまで打って約4000枚のプラス。






解答



ヤッパ運って溜まるよね。

雑誌等で、ゲーム数管理のART機の記事で、

「設定変更時の○○%で○○G以内に当たるので朝一はお得」


みたいな文章をよく目にしますが、朝一が「お得」どころじゃなかった頃の話です。




駅の裏のG店。


近隣店舗の中でも圧倒的な開店時の並びでした。


理由はモーニング。




その頃のパチスロは朝一に店側がBIGを仕込んでおいてくれる、「モーニング」サービスが一般的でした。


そんな中でもG店のモーニングは破格。


設置台の約3/4がモーニング台だったのです。




とにかく台に座ればほぼ1GでBIG。


350枚が手に入るわけですから。




更に時代は裏物全盛期。


ベルⅢ11Gバージョン、貯金キャッツ、etc




その中でも最も争奪戦が激しかったのがコンチⅠでした。


コンチⅠと言えば4枚掛けがあまりにも有名ですが、CS-90回収後の話。


モーニングから一気に3000枚出るのがツボにはまった時の最強パターンだったのでハウス物だったのでしょう。


開店から1時間は流せないルールだったのですが、3000枚出れば丁度10:00開店の11:00。


7.8枚とはいえ1時間で4万円弱手に入るわけですから、金の亡者どもが我先にとコンチⅠに群がっていました。




少しだけ大人になっていたばかしん青年でしたが、阿鼻叫喚のコンチⅠ争奪戦に加わることはありませんでした。


なぜなら3000枚コースの台はあっても2台。


その他のモーニング台は単発BIGを飲まれて終了だったからです。




30台あるコンチⅠで1時間後に出ている出玉は2台併せて6000枚と数台チョボチョボ。


他の台はモーニングを飲まれてから連チャンを夢見ての絶賛追加投資中なわけです。


1時間経過の時点で早くも店側のプラスに突入。


よく考えたら単なるボッタ店だったんですね。



この辺りの経験が現在のばかしん中年の
「混んでる店は出てるように見えてるだけだ」説の原点になっているわけです。

さらにばかしん青年はあることに気づいてG店に通うことになります。


実は簡単な法則、3/4のモーニングが入ってなかった台が高確率で高設定だったのです。

「客の居ない所に宝あり」です。

ほとんどの客は負けてゆくわけですから、人と同じ事やってても駄目だという意味のばかしん格言です。


所詮7.8枚の話で、しかも高設定はほぼノーマル機にのみ投入。

条件が悪すぎて大した稼ぎにはならなかったのですが、「パチスロは設定だ」ということをはっきりと認識させてくれたのは間違いありません。



何かを学ばせてくれる店っていうのが一番の名店なのかもしれませんね。


しかしG店での「学び」は20年前のもの。

ばかしん中年もまたどこかの店で学ばねば、です。




                                  学びの館  了