人間嫌い | くたばれバカ旦那!~私が離婚を決めるまで【書籍化されて地味に販売中】

人間嫌い

離婚するその日まであと5年半…


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「俺は誰も信用してへん」と旦那は言う。


人間が嫌いなんだそうだ。


実際、仕事では仕方が無いので普通に接しているようだが

プライベートでは極端に人とのかかわりを持たないようにしていた。

いや、そうなっていったというほうが正しいかも知れない。


旦那は仲の良かった友人たちとのかかわりも

徐々に断ち始めたのだ。

その始まりが居留守だった。


旦那は自分のテリトリーに人が入ってくるのをとても嫌がった。


俺に構うな。

俺に指図するな。

俺の心に入ってくるな。

俺に必要以上に近付くな。

俺は一人ででも生きていける。


そう言っていた。


ならなんで私と結婚したんだ?

その問いかけにはこう答える。


「俺は自分を何重もの鎧でがちがちにガードしてるんや。

みんなが見てるのはその部分だけ。

俺が作ってる「ええ人」の部分だけしか他の奴らには見せへん。

お前には俺の一番本音に近い部分を見せられるから。」


単純だと笑われるかもしれないが嬉しかった。

誰にも見せられない部分を私には見せてくれているんだね。

私は一番近い場所にいるんだね。


そう思っていると続けて旦那は言う。


「それでもお前にも俺の本当の部分は見せへん。多分一生。

誰もホンマの俺には近付かれへん。」


がっくりである。

持ち上げといて落とすなよ。


「俺の性格の悪さを知ってんのはお前だけや(笑)」


私は旦那が心底性格が悪いとは思っていなかった。

本当の心をガードするために作られた人格なのではないかと思っていた。

極端なダイエットもその表れだったのではないだろうか?


いつかは旦那に心を開いてもらいたい。

本当の旦那を見せて欲しい。

そうなるように頑張ろうと、色々努力を続けた私であったが

結局、その努力が報われる事は無かった。


旦那は今も本音を隠したまま生活しているのだろうか?




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