皆さん、TSGを聞いたことがありますでしょうか?これは、東京都とNPO法人エティックが共同で主催をしている世の中を変える事業プランを育て上げていく、今流行りのアクセラレータープログラムです。

http://tokyo-startup.jp/

 

もっと現地の様子やニーズを調べないといけない!
 
話は前後しますが、TSGに参加をする前に私はネパールへと1週間ほど視察に行ってきました。1年ほど前に、ネパールで20年以上にわたり国際協力に携わってこられた日本人の方と出会い、それ以降ネポールの現状に関して情報を頂いておりました。
 
話を聞いているとどうやらネパールは、2015年の大震災から立ち直れていない方々が多くいて、ボランティア団体の支援無くしては生活ができない状況だとわかりました。しかし、話を聞いているだけでは、何を自分ができるのかが全くイメージができなかったので思い切って、ネパールへ行くことに決めました。視察の様子は後ほど、書こうと思います。
 
視察を通じて、ネパールでソーシャルビジネスができないかと模索をしています。現地に行くことで、彼らが抱える悩みを知る事ができたし、何ができそうなのか可能性も見いだす事ができました。
 
まずは400文字で想いをぶつけてみた
 
TSGの話に戻ります。このプログラムの良いところは、ジャンルも何もかも問わず、誰でも400文字で応募ができてしまうところだと思います。私もネパールでの視察をもとに、簡単なアイディアだけしかないような状態で応募をしまして、何とか選んでいただき、1次選考まで進む事ができました。2次選考へは進めませんでしたが、今思えば、良くあれで通過したなとエティックさんに頭が上がりません。
 
自分のアイデアは本当に必要とされているのだろうか
 
プログラムの中で1番印象に残った部分だけお伝えしようと思います。色々ビジネスモデルを描いていく上で参考になるお話は聞けたのですが、終始言われ続けたのはこんな事でした。
 
『お前のサービスを猛烈に欲しがる人はどんな人で、どの部分に感動してるのか、ほんとうにいるのか!』
 
それを見つける為に、仮説を立ててはユーザーになりそうな方にインタビューをし続けました。やってみると、自分が思っていたように僕のサービスを喉から手が出るほど欲しがる人は現れませんでした。ちなみにこの時私は、「途上国に興味を持つ若者向けにネパールで、国際協力をしながら英語も学べる留学プログラム」を考えておりました。
 
インタビューをする事で色んなことを感じました。
 
1 自分のアイデアはただの自己満足に過ぎない。
 
アイデアは、自分以外の人が評価を下し価値を認めるものなので、ドンドンアイディアは外に出してみて反応を見てみないといけないです。自分の中だけで留めていても、何も生まれないなと感じましたし、仲間も見つかりません。
 
2 インタビューをし続けていくと、世の中の課題やニーズが少しづつ浮かび上がっていく
 
皆んなバラバラな事を言っているように感じるのだけど、数をこなしていくと共通する事項が見えてきたような気がします。あと、ターゲットは必ず1つの像に絞らないと曖昧な答えしか返ってこないと思うので、怖がらずしっかりペルソナを絞り込むのが重要だなと思いました。
 
3 ネットの情報だけでは世の中を動かすことはできない
 
自分もそうだったのだけどネットから集めた情報からアイディアを広げたり、課題を見いだし解決策を考えようとしても、全くしっかりくるアイディアにならないんですよね。
 
やっぱり、大変だけど足を使ってしっかり聞き込みをしてからの方が人を説得させられるアイディアになると思います。
 
TSGが終わってから
 
このプログラムの最中は、自分の頭の中をフル回転させながら、いかに自分のアイディアをビジネスモデルに落とし込めるかをひたすら考えアウトプットを行っていました。それが終わってから、なんとも言えない脱力感に襲われ、ソーシャルビジネスに関して考えるのが面倒になった時期がありました。
 
しかし、せっかくここまでリサーチをしたのだから、もう少し頑張ってみようと思い、ネパールのパートナーとやりとりをしながら今チャレンジしようと思っていることは2つあります。
 
・ネパールスタディーキャンプを通じて、日本の若者に途上国に興味を持たせる!
・洋裁教室を開くことで、年間100名の女性の自立を支援したい!
 

【途上国を深く知れるスタディーキャンプ絶賛参加者募集中です!】

 

定員人数を限定している関係上、残り枠は3名となりました。少しでもご興味がある方は、12/20までが締め切りですのでお早めに下記HPより私にご連絡ください。

 

発起人:池田吉孝

連絡先:worlli0410@gmail.com