移籍が決まったヒーピア 指導者としてリヴァプール復帰を望む


 現地時間4日(以下、現地時間)にレヴァークーゼン(ドイツ)への移籍が決まったリヴァプール(イングランド)のフィンランド代表DFサミ・ヒーピア(35)は、10年間在籍したクラブを離れることは苦渋の決断だったと語る一方で、将来的に指導者としてのリヴァプール復帰を望む胸の内を明かした。ロイター通信が報じている。

 来季からレヴァークーゼンへ移籍することが決まっているヒーピアは5日、移籍に関するリヴァプールとの話し合いは友好的なものだったと語った。
 
 ヒーピアはクラブ公式HP上で移籍について「私はサッカーを続けるにはまだ十分に若いと思っている。しかし、このチームで試合に出場できるチャンスは限られているだろう。ここでプレーし続けても、私自身が満足できるだけの試合には出られない。だから、移籍先を探すしかなかった。レヴァークーゼンは、私のために素晴らしい待遇を用意してくれた。そして、私はレヴァークーゼンの成功に貢献したいと思っている」とコメント。現役続行へのこだわりを主張した。

 ヒーピアは、リヴァプールで450試合以上に出場し、35得点を記録。過去、チャンピオンズリーグやUEFAカップなど数々のタイトルを獲得し、フィンランド代表として通算100試合出場の偉業にも迫っている。

 なお、リヴァプールのベニテス監督はヒーピアにコーチ就任を要請したが、ヒーピアは現役続行を希望したという。
 
 ヒーピアは、「指導者になることについては、いつも心のどこかで考えている。けれど、今の自分には、まずやるべきことがある」と語り、「現役生活を終えたとき、次のことを考えるだろう。そしていつか、指導者としてここに戻って来たい」とリヴァプール復帰を望んでいることを明かした。

 1999年5月にヴィレムII(オランダ)より加入して以来、10年間、リヴァプール一筋でプレーしてきたヒーピア。現在、リヴァプールはプレミアリーグで2位につけており、優勝の可能性も残されている。首位マンチェスターUを逆転し、リーグチャンピオンとなれば、ヒーピアは有終の美を飾ることになる。



指導者としてリバプールに帰ってきてほしいね