日経産業新聞に連載されている「仕事人秘録 早稲田のゴーンと呼ばれて」。
これにハマッてしまった。
早稲田大学、財務担当理事の関昭太郎氏の話なので、なんとなく聞いたことのある話ではあるけれど
いわゆる企業から転身して、大学という世界で感じられることを表現しながら
具体的な改革の進行が書かれているから、とても読みやすい。
有名な話ではあるが、10年前まで早稲田の財務状況はかなり厳しかった。
それを一から立て直していった経緯が、人件費や建設費、寄付金など
それぞれの項目ごとに行った改革が記されている。
財務担当理事というポジションだからこそできるとも言えるけれど
目に見えるほどの改革が出来ている大学はまだまだ少数。
「早稲田くらい大きいから出来ること」という声もあるかもしれないが
「早稲田くらい大きいから大変なこと」もかなりあるはず。
外からの視点をもって、大学の姿を表現できる数少ない方だろう。
まだ読んではいないが、「早稲田再生」も読みたくなった。