ある意味、世界の３大宗教より兇悪思想かもな。
世のためヒトのためと考えるヒマもなく
自分で背負ったモノを払いのけるために
なにかを悟ったつもりの己からはじまった勘違いや
創られた側の小さな考察の断片。
釈迦もキリストもマホメットも日蓮も、様々に。
自分だけが生きて終わるのが世の中のすべてじゃあるまいし
自分が死んだあとの末代の世に残すことを
勝手に決めつけるから
そこから外れ、無様に枝別れするんだよ。
21世紀と呼ばれる人類では
今はもう それによって苦しんでいる者のほうが多いぜ。
唯一、枝別れしないのは
太陽の下で その授かった肉体に 水も 空気も
天の恵み、地の恵みを受けて生かされ
そこへ 鉄を主成分とした熱い血がほとばしる道理。その育み。
しかも それは自分独りの力で勝手に循環させているわけではない。
空も 海底も 山々の若草もえる森や草原も その地下も
どこからどこまでが人間が使用しても構わない範囲内なのか？
誰の許可を得て肉体を持たされて ある一定の義務を課され
その生息区域へ存在していられるのか？
すべてが この自然界の産物でしかない。
ここは枝別れしようにも できねぇだろうよ。
人間が この世に
創られ 産まれ 育ち やがて死に逝く…という、
その事実の繰り返しにおいて
どなた様も。