ふだん本というモノは ほとんどぜんぜん読まないんですが
さいきん読んでいる本というか口述記録の丁寧な翻訳モノで
U2のリードヴォーカルのBONO のロング・インタヴューがあります。
まだ読みはじめですが
14歳で祖父の葬儀の日に母親を亡くし
以来、いわゆる“おふくろの味”、家族で食卓を囲む団欒を知らずの思春期に
昼夜の3食は飛行機の機内食を喰って育ち
つい最近、父親が亡くなるまで家族との間にあった確執や
自己のおいたちについて断片的に。 また
どこへ行くにもロックスターを気取らず いつも護衛なし!
のスタイルを貫き通す姿勢とか 人間として どうありたいかなど
正直な言葉が綴られている…
そんな中に 妥協を許さない作詞作曲を天職としてまっとうする役割にある感じの、
ちゃんと音楽やってるアーティストじゃないと意味が通じないような
興味ぶかい記述、発言が色々とあります。
なぜ成功したのか? そんな
人間が生きる目的の嘘っぽさに挙げられるような甘っちょろい考えや
他人と自分を浅墓に比較するような問題は そっちのけで
どうして今も世界を飛びまわって歌いつづけるのか? そのあたりが
日本の音楽業界もふくめ 人類が今日まで見失ってきたところを
時代を追いながら確認するうえでも とても参考になる…ようにおもいます。
たとえ U2とかロックとか音楽に興味ないヒトでも
読んでみて決して損はない一冊ではないでしょうか。
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/artist_data/05317101.htm
Window In The Skies
http://www.youtube.com/watch?v=Psn4JaNZVcQ&fmt=18
kite
http://www.youtube.com/watch?v=2x-VIeULzSU&fmt=18
Sometimes You Can't Make It On Your Own
http://www.youtube.com/watch?v=G0Gj1zj0M8E&fmt=18