Q. 男のファッションのポイント? 参加中
A. 体裁みつくろっても中身がフヌケじゃぁな。ある程度、健康じゃねぇと無理だし。
朝露に輝く小さき緑に縋り
そのトンボは見事に
みごとに 見事なまでに
それまで泥の中に在った殻を脱ぎ捨て
地上を這いずることなく
そこから跳び立つための準備をしていました
その身の色は翡翠か玉石のように
やわらかい羽は女の濡れた髪のように
すべてが次のはじまりへ向かっていました
ある者は約束通りに飛び立ち
ある者は葉や茎からこぼれ堕ちて
泥水に流され
またある者は飛び回る自由より
己の義務を果たすべく
宙を舞う無数の輝きは
生い茂る緑の上を自分の力で旋回しました
その日いちにち陽が暮れるまで鳥のさえずりは消えず
青い花は青く 赤い花は赤く 白い花は白く
風は風として吹きわたる方向へ
水は水として流れ 石を転がし
陽射しを遮る木陰で休む者は休み
そういう一日のはじまりが世界中の大地の上にありました
これを人間が造ることは不可能
真似ることも守ることも不可能
もうこの時代の人間が同じように生きることはできない
それでもそこに その手本があるかぎり
人間は人間を辞めないかもしれない
自分で自分を投げ出す者も気づくかもしれない
顔やスタイルにこだわることなく
そこに在る通りに生きることを選択するかもしれない
空へ虹を架ける旅人の仕事が
いつか必ず達成される日を祈り願い
この想い 天へ届くまで
決して忘れられることのない事実として書き残す
眠る者が眠っても 明日があると信じて
長いっスね。まだすか?
ちょっと待て。あともう少し。
他人が想像つかなくても必ず形にする。
という想いでゴム長靴の泥を洗ったあとで昼寝していると
また夢を観た。
今日はもう、あの彼女も出てこなかったけど
俺も喉が渇いて
ビールが飲みたくなったのでビールを飲んだ。
いつものヤツ。
味が判る夢。
先日と同じく
あの細い肩を
その唇へ触れた瞬間の、ハッキリとした
あのやわらかさが観えた夢と同様。
う~ん、ペナルティ・1。
その日の夢は記述してなかった。スマン。
でも、それ以上のことはなかったよ。
「なかったよ」って、その事実を書き現すことが
その日は不可能だったの。
信じることより疑うことを覆す力なんてねぇしな。
今は まだ。