ジーンズの価格に見る世界経済の存亡について。 | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

   
   
佐渡の両津港から家まで辿り着く国道350号線の
その途中に、
 
  「デニムは
    ジーンズじゃぁないよ。
            タタミだよ!
」 
 
と書かれた少々大きめの看板(?)がある。
畳屋さんなんだと思うんだけど、一見、意味不明。
それが客寄せの狙いなのか。
まぁ、そこではもう、フロンガスを出すような畳は作ってないと思うけど、
俺は一度もクルマを停めて立ち寄ろうと思ったことはない。
そのほかにも、タイガースを応援する妙な記述の看板やら、
ところどころに、時々、不思議な看板がある。その国道沿い。
 
んで、デニム・ジーンズってもんは、
もともと、肉体労働者のワーキング・パンツ(作業着)として開発され、
使われなくなったようなホロ馬車の「幌」の生地で作られている。 (丈夫で長持ち、通気性に優れてる
アメリカ開拓時代の人々のアイデアだった。
 
ところが、どうした最近のブランド志向? 
労働者階級を表す“ブルー”に染めたジーンズ
(…奴隷階級のユニフォームみてぇなもんだろ
なぁんで、2万も3万もするような価格になっちまってるのか? 
「ヴィンテージ」の意味もハキチガエタような風潮だ。 (穿き違い?)  
これは日本だけなのか? 
西洋文化圏だけの話なのか?
値段があってないような表示価格も、
普通の貧相な労働者には手が出せない。
二流三流のメーカーならまだしも、
世界のトップクラス・メーカーは、一本のジーンズを生産するまで、
どれだけのコストをかけているというのか?
ほかで破格な作業服を販売してる世の中なのに、
自分達の城の人件費確保やプライドのためにやっきになってる・としか思えない。
無駄な人件費は、どんどん削減した方がいい。 
   
それをみんなで実施するなら、元の…今よりは もう少し穏やかな世の中に思える。
そんなことやってるから、一般労働者階級用のニッカーボッカーだって高くなっちまう。
ワーク●ンの経営も大変だ。
新沼謙治さんの『左官屋職人こね太郎』 の歌も、そういう支援のためにあってもらいたい

フランスの政府も日本の経済対策も、
その辺りの頭の回し方が足りない。
物価と人件費を現在の半分に下げて、
世界水準として無理のない市場と労働賃金を安定させればいいじゃねぇか? 
これで多くの製造業において、人件費と原料費等の生産コストの間に余裕ができて、 
あらゆる面での釣り合いを保たせることができる可能性が拡がる
) 
それをみんなで実施するなら、すべての経済恐慌がまるく治まる。
どうしてそんな簡単なことを思いつけないのか?
経営コンサルタントなんて必要ない。
わずかな人数の社員しかいない中小企業が
労務士に無駄なカネを払って、暇を持て余して呑気に給料計算させてるようなもんだ。
単に、世間体で。
カッコだけの連中、形式バリの理屈の“騙り屋”にカネを回す必要なんてないだろ。もう。
なにが、「人間にはお医者さんがいるのに、どうして企業にはお医者さんがいないのか?」だ。あほか。
誰も何も病気じゃないの。ただ無駄に勉強しすぎなだけ。
   
そういう意味で、昨日までのサブタイトルに、
安っぽい喧嘩の売り買いは 団塊世代のオヤジ連中にまかせておきなよ。
って入れてたの。
判るでしょ、それなりの企業経営者の方なら。
自己啓発セミナーとか、そういった類いの本を読んで、
大勢の馬が、鹿に乗っかって走らされてるような集団の流れに埋ずもれるのは
もうやめよーぜ。
   
   
と、日頃の世界情勢や、
日本政府と各種大手企業の馴れ合いを報じたニュース
とかを見て訊いて思うわけであります。
俺はな。