まだリーグ戦もJ1J2ともに数試合残っていますが、早くも監督人事や選手の移籍情報が飛び交っています。

監督人事はチーム編成の事もあるので例年通り早く進んでいますが、その中で草津は戦力外選手を早くも発表しました。

早く発表すれば、それだけクラブ、選手ともに来季に向けて早く動き出す事が出来るので悪い事でもありませんし、逆に様々な理由で11月末日を過ぎても選手に通告はしますが、世間には公表しないクラブもあります。

今回、草津が来季の
契約を更新しないと発表した選手は7人。
GK伊藤拓真
GK橋田聡司
DF、SB田中淳
SB佐田聡太郎
DF、MF戸田和幸
MF山田晃平
FW前田雅史
の7人です。

GKの伊藤拓真と
橋田聡司は昨年の
正GK常澤がFC東京に移籍したのでチャンスでもありましたが、
194㎝の長身GK北がほとんど試合でゴールを守っていて最後まで越える事は出来ませんでした。


CB、SB田中淳は、
両方のポジションを両サイド出来る器用な選手で選手層が薄い草津にとっては貴重な選手でしたが、
水戸から移籍して来た身長186㎝で
ボランチも出来る技術を持っている中村の加入と
抜群のスピードと身体能力を持っている御厨の成長でCBの出番は減って、
浦和から期限付移籍の左SB永田と
湘南から期限付移籍の右SB古林と言う、守備的な田中淳とは違って、SBとして技術があって攻撃で特長を出せるこの2人が副島監督のつなぐスタイルの理想とも合ってポジションを獲得したためにSBでの出番も減っていました。

左右のSBが出来てスピードがあり、
攻撃の部分で特長を出せますが、プレーの精度に問題がある
佐田聡太郎も同じです。

戸田、山田、前田はケガが多かった選手で、出場機会は殆どありましたでした。

これから次々に各クラブから戦力外通告を受けた選手の発表があると思いますが、出場機会が少ないからといって能力が低い訳ではありませんし、逆に殆どの試合に出場していた選手が戦力外として発表される事もあるでしょう。

強化費が少なく、J1昇格よりも財政健全化を掲げるアビスパは、評価の高い新人選手や能力が高く実績もある選手を獲得する事は、J1でプレー出来る事をアピールに使えた昨年よりもさらに難しくなるので、様々な角度から選手を評価して多様なカテゴリーから選手を獲得する工夫が必要になるでしょう。

オ・チャンヒョンの獲得はその1つと言えます。