おう。お疲れ。俺だ。
夏に向けてダイエットに励んでいる人も多いと思うが、ダイエット中に十中八九食べたくなってしまうのがスイーツだよな。「ああ、もう我慢できない。食べよう。」とダイエット中にスイーツに手が出そうになった時に思い出してほしい記事だ。
結論から入るが、スイーツはダイエットの敵だ。ダイエットをする者にとって、スイーツは爆弾と言っても過言ではない。いきなりぶっ飛んだことを言ったが、これは事実だ。インスリンと言うホルモンをご存じだろうか？インスリンとは、血糖値が上がった際に血糖値を正常値に戻すために分泌されるホルモンだ。血糖値を下げる効果を持っているのだが、インスリンの分泌中は摂取したカロリーを体内に溜め込むという性質も持っている。別名、肥満ホルモンとも呼ばれるぐらいだ。
ここで少し、血糖値について説明しよう。ご飯やパンなどから糖質を摂取すると、まず体内でブドウ糖に分解される。それが血管を通して全身を巡るのだが、この血液の中に入ったブドウ糖のことを”血糖”と呼び、血液中の血糖の量を血糖値と言う。この値が大きければ大きいほど、その値を下げるために先述したインスリンが分泌されるわけだ。そして、全ての炭水化物が同じスピードで血糖値を上げる訳ではない。
糖質とは、炭水化物から食物繊維を抜いたものの総称だ。基本的には糖質の割合が高く、食物繊維の割合が少なければ少ないほど血糖値を上げやすいと思っておけばわかりやすいだろう。白米やうどん等、精製された白い炭水化物は糖質の割合が高く、玄米やソバ等、精製されていない茶色い炭水化物は食物繊維の割合が高い。茶色系＞白色系というのは高GIと低GIの炭水化物を見分ける際の良いガイドラインとなるだろう。茶色い方が、低GIだ。
以前流行った低GIダイエットを覚えているだろうか？低GIダイエットの原理はこうだ。低GIの炭水化物は高GIの炭水化物に比べ血糖値を緩やかに上昇させるためインスリンの分泌も緩やかになる。その為、高GIの炭水化物を摂取する食生活に比べ体内にカロリーを体脂肪として溜め込みづらくなるという理論だ。
以下に高GI炭水化物と低GI炭水化物の例をあげておくので参考にしてくれ
高GI炭水化物の例
白米、食パン、うどん、砂糖、コーンフレーク、お菓子、スイーツ
低GI炭水化物の例
サツマイモ、ソバ、玄米、オートミール、オールブラン、全粒粉パン、ブラウンシュガー
さて、話を元に戻しスイーツがなぜダイエットの敵なのか説明しよう。
例えば、ショートケーキを例にとってみよう。
ショートケーキは主に高GIの糖分と高カロリーの脂質（バターや生クリーム）で形成されている。この組み合わせは、ダイエットをするものにとって悪夢のような組み合わせだ。覚えておいてくれ。糖分ｘ脂質は最悪の組み合わせだ。糖分の摂取により大量分泌されたインスリンが、高カロリーなバターや生クリームのカロリーを身体に取り込み結果体脂肪となる。更に悪いことに、ドーナツやケーキにはタンパク質は愚か、ビタミンミネラル等、身体に有益な栄養素が殆ど何も含まれていない。ダイエットの観点からみると栄養価が圧倒的に低い上に高カロリーという最悪の食品なのだ。
和菓子であれば、糖分は多いがバターや生クリームが使われていない分低カロリーでダイエッターにとってはフレンドリーだ。とは言っても、砂糖が大量に使われており高GIであることに変わりはないので控えめにな。
我慢のしすぎてストレスを溜め込むのも良くないので、時にはスイーツを食べて心を満たしてやることは勿論大切だ。が、この記事に書いてあることを理解したうえで節度を持ってスイーツとお付き合いしていってほしい。
ダイエットに興味がある人は「置き換えダイエットから始まる地獄」という記事もチェックしてくれ。
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