ひるねのあしおと “tonton-tatan”

ひるねのあしおと “tonton-tatan”

アトリエタタンのふたりがつづる、のんびり気まぐれな日々を綴った日記です。


ひるねのあしおと “tonton-tatanへようこそ!




atelier ta t'an (アトリエタタン) とは、津田かすみとのぐちみねの、ものづくりのユニット。


津田かすみは“布・糸”の作家。


のぐちみねは、“ものがたり”の作家。


見かけは違う“もの”だけど、人とこころに繋がって広がっていくのは同じこと。


そんなわたしたちtの日々を、ここでちょこちょこ綴っています。



HP : http://atelier-tatan.com/

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ものがたり会、
たくさんの方に来ていただき
ありがとうございました
こころあたたまる
すてきな時間を過ごすことができました
感謝をこめて、、





祖父とわたしのこと


昨年11月11日の深夜、
祖父が息をひきとってから
1年がたちました

祖父はわたしの最愛のひと、
わたしの世界のまんなかにいつもいました

わたしの両親は共働きだったので
孫の世話のためにと退職をした祖父、
ちいさいころからずっと祖父と時間をともにし
祖父にたくさん愛情をもらいながら育ちました

背は高くて手足もながく
顔だちは日本人離れをしていて
口数は多いほうではないけれど
ひょうきんでおもしろい祖父、
頑固な面もあり、芯が強く
いつもやさしくて穏やかでした


ちいさいころから
祖父の死は、世界のおわりだと思っていました
祖父になにかあるまでは
家をでないと決めて

短大卒業後、
認知症になりはじめた祖父の介護にはいり
介護といっても、外にでると迷子になってまうので
わたしのできることはそれだけでしたが、、
祖父とおだやかに毎日を過ごしていました
ものがたりを書き始めたのはこのころからです

認知症がすすむと
わたしではできないことが増えてきて
両親がかわって介護にはいりました

なかなか会話ができないなか
夜になると、わたしの名前を呼んで
「ごめんね」と言っていたこと
胸がくるしかったです
わたしは幸せだったのに、、


そして昨年、
ものがたりを書き終えた日に
祖父が旅立ち
わたしの世界がおわりました

手にぎゅっとにぎりしめていたもの
手をひらくと自由がありました



祖父が亡くなった月から
ものがたり全8話、
1か月に一度カフェに1話ずつ置かせてもらい
8か月後、今年の夏
わたしはひとり旅にでました

ちいさいころからなんとなく高知と思っていて
最終目的地の高知にたどり着き 
宿のかたが沖縄だったのがきっかけで
沖縄に行くことを決意して、旅を終えたのでした


毎日はとてもたのしく過ぎていき
祖父のことを思い出しては
日々に消えていきました

そして今月あたまに沖縄に行く流れになり
8年前、わたしが祖父の介護をしている時期に行った
久高島、こころが救われた場所へ
ふたたび行くことができました
わたしのたいせつなたいせつな原点です

島のおじいに祖父をかさねて泣き、
本島で行った絵本屋さんでは
祖父とわたしの関係を
そのまま映したかのような絵本に出会い
亡くなって1年たったいま
祖父が「ありがとう」と伝えてくれている
そんな気がしてしかたがなかったです

ひとり旅もいままでのぜんぶが
このメッセージをうけとるためだったのかな


ぱぱちゃん、
ちゃんと伝わっています
いままで本当に本当にありがとう
ずっとずっとだいすき






手放すということは
信じるということ

まだまだ手放せるものがあることは
まだまだ信じたいものがあることは
しあわせなことです


ブログもまた
そのうちのひとつ

どこかできっとまた会えると信じて、、




いままで読んでいただき
ありがとうございました、





のぐちみね











沖縄で出会った絵本、


「とっときのとっかえっこ」
文 サリー・ウィットマン
絵 カレン・ガンダーシーマー
訳 谷川俊太郎


バーソロミューおじいさんと
隣に住む女の子ネリのものがたり

バーソロミューはネリがだいすき
ネリはバーソロミューがだいすき
ふたりはいつもいっしょで
ふたりはいつもなかよし

ネリが赤ちゃんの頃は
バーソロミューがカートをおしていた、

バーソロミューが歩けなくなったいまは
大きくなったネリが車いすをおす


“とっかえっこみたいなもの”















語りの山本直子さんのお誘いで
恋ヶ窪の喫茶店、蝸牛洞さんにて
わたしのものがたりたちの
ちいさな“ものがたり会”をすることになりました、
ご縁に感謝です

手づくりの本、出展販売します
よかったら遊びにきてください



のぐちみね









“ものがたり会”

2014/11/16(日)
14:00~15:00ころ

ものがたり / のぐちみね

語り / 山本直子
「空の郵便屋さん」
「ひるねのあしおと」
「うみへび座」

朗読・うた / 野口映子(わたしの母)
「ふたつのあお」



茶房 蝸牛洞
東京都国分寺市東恋ヶ窪6-27-1
042-321-2984











guzuri珈琲店
糸つむぎ・草木染めワークショップ、
10月のきろく



糸つむぎ
木枠で織り、

草木染めは
“どんぐり”で染めました



13日











































いちじくと黒糖のケーキで、
お誕生会をしてもらいました!

だいすきな場所で
だいすきな手しごとをして
だいすきなひとたちに囲まれ
しあわせな時間でした


感謝をこめて、、



11月のワークショップは
23日、桜の落ち葉染めを予定!

12月は
hanamameさんの
木のマグワークショップを計画中!



たのしみです、



のぐちみね





アトリエ展おわりました


再会やあたらしい出会い、
つながるご縁、
すべてに感謝の気持ちをこめて


ありがとうございました







ここからは
アトリエ展のきろく



25、26日

hanamameさんの
木のマグワークショップ、

長野修平さん×victorinox
枝でトナカイをつくるワークショップ
(わたしも参加しました!)












うーん、、
バランスの危ういトナカイ完成!
(かわいい)








たき火をかこむこと、


わたしのまわりでは
薪ストーブをつかってるおうちが多くて
火の名人ばかりです

薪割り
火をおこす
暖をとる


会場では、みんなで火をかこみ
ちいさな朗読会をひらきました

こころあたたまる時間でした






「 明るい炎よ、拒まないでおくれ、
 お前のなつかしい、人生を映し出す、あたたかな思いやりを、
 私の希望のほかに、
 あれほど明るく燃えあがったものがあろうか?
 私の運命のほかに、
 あれほど低く夜の闇に沈んだものがあろうか?

 なにゆえに
 お前はわれらが炉辺や広間から追放されてしまったのか、
 だれからも歓迎されて愛されているお前なのに?
 われらが退屈な人生のありふれた光にとって、
 お前の存在は、あまりにも幻想的にすぎたのか?
 お前の明るい光は、気心の知れたわれらが魂と、
 不思議な会話や、
 あまりにも大胆なうち明け話を交わしすぎたせいなのか?
 
 ともあれ、われらは無事息災に生きている。
 ほの暗い影すらゆらめくことのない炉辺に座り、
 心をよろこばせるものも、
 悲しませるものもなく。
 火は手足をあたためるだけ―それ以上の憧れなどもってはいない。
 小型の実用的なストーブのそばに
 現代人はどっかと座り、眠りにつくのだろう。
 過去の暗がりから歩み出て、
 むかしながらのゆらめく薪の火のそばで
 われらと語りあった幽霊たちを、怖がることもなく」。

(「森の生活」より / H.D.ソロー)
 
 


のぐちみね
 



アトリエ展はじまりました

今週末までです、
ぜひあそびにきてください!




のぐちみね








「陣馬山麓 アトリエ展」

2014/10/18(土)~26(日)
11:00~17:00
八王子市上恩方町川井野周辺

JR高尾駅 北口1番乗車
        陣馬高原下行(約30分乗車)
        バス亭「川井野」下車 徒歩1分





わたしの出展している会場、
 “アトリエ モミとシカ”の出展者さん



ネイチャークラフト  長野修平
ステンドグラス       長野深雪
木工・陶器            hanamame
染色          染人職人
ガラス        栗原志歩
ろうそく       melt:yu
染色・刺繍     [sonu]
編み物        ゆう
はらまき       ポン
デザイン小物    福田奈津子