図書館でまたまた秋らしい絵本を見つけてきました
『おちばいちば』ってタイトルもすごく魅力的です
さっちゃんが幼稚園で作ったどんぐりのお馬さん
上手にできたのが嬉しくて、縁側でながめていると……
お馬さんがてんとうむしを乗せて歩き出しました。
さっちゃんがお馬さんをおいかけると、強い風がふいて
気づくと、いつのまにかさっちゃんは小さくなってお馬さんにのっていました。
てんとうむしさんとやってきたのは『おちばいちば』
トカゲのごちそう屋さん『ちょろり堂』
モグじいさんの雑貨屋さん『モグラよろずや』
マダム・ガガのブティック『GAGA』
それから落ち葉の魚市場
いろんなお店がありますよ
さっちゃんがおちばいちばで見つけたもの(通貨はどんぐりの帽子『グリ』)
ここではどんぐりの帽子がお金がわり。
小さいのが1グリ。中ぐらいが10グリ。大きいのが100グリ。
登場するお店もそれぞれに個性があって、どれも可愛いです。
ちょろり堂の『どんぐりクッキー』や『いちょうのてんぷら』はどんな味だろう
さっちゃんが、そのあまりの大きさとまあるさに思わずとびついた、もぐじいさんの背中はどんなだろう
マダム・ガガのしあげるレースのスカート履いてみたい
まるでおままごとをしているような気分になります
ミニチュアの可愛さと、あのどんなものだって作れそうに思えていた『おままごと』
読み終わったら公園へ行って、落ち葉をかきあつめたくなるような絵本です。
お客さんが言う『くーださいな くださいな』というセリフもマネしたくなります。
そしてこういう話って、ふと気づいたらさっちゃんが縁側でお昼寝をしていた……いわゆる『夢オチ』を想像しがちなのですが
まさかまさかの夢オチじゃないのです
秋の強い風をかんじていたら、きっとこういうこともあるんじゃないかって、夢じゃなかったけれど、さいごまで夢いっぱいのお話をぜひ見てみてくださいね