【お母さんの絵本】なにがほしいの、おうじさま？

言葉がしゃべれないりゅうくん（２歳５か月）

日々マスターしていくジェスチャーいや、そうじゃなくてさ

１日中りゅうくんの宇宙語に付き合っていると、うわああああココは誰って気分になったりもして…

『なにがほしいの』って言うのが、まさに今の私の気持ちだったから借りてきた絵本です

なにがほしいの、おうじさま?

定価：￥ 1.300＋税

レビュー平均：

5.0（2人）

出版日：2008/04

出版社：ほるぷ出版

作者：クロード・Ｋ・デュボワ

翻訳：河野万里子

【送料無料】楽天市場で詳細を見る

一緒に読むなら０歳ごろ～

読み聞かせるなら３歳ごろ～

　なにがほしいの、おうじさま？　あらすじ

ある国に王子様が誕生しました。

テオフィルと名付けられた王子様は、何不自由ない暮らしと、お城で１番良い部屋を与えられ、すばらしいお世話係たち、たくさんのオモチャにも囲まれます。

でも、テオフィルはちっとも幸せそうではありませんでした。

いつも『いや』ばかり。にっこりしたことさえありません。

召使いが心配して、このことをお妃様に伝えると、お妃様は何かが足りないのではないか、と言うばかり。

しかし、お医者さんにもテオフィルが笑わないわけがわかりませんでした。

いったい王子様は何が必要なの

そのとき、小さな部屋係が言いました。

『あのね、ママがほしいんだとおもうよ』

わたし、なんと　ばかだったのかしら！

　なにがほしいの、おうじさま？　みどころ

ありがちな展開かもしれないけれど、心にくる絵本

『子どものために、なにかをしてあげたい』って気持ちではじまった、王子様へのお妃様の対応。

すてきな部屋に、すてきなお世話係に、たくさんのオモチャ。

でも、子どもが本当に欲しいのは、どんなときも『ママ』なんですよね

ママとの時間、ママとのやりとり、ママのハグ。

ママに抱きしめられた王子様の絵。

ここまでの王子様のお顔には口が描かれていないのだけれど、ママに抱きしめられた王子様のクチはニコニコに描かれているの。

すごく幸せそうです裏表紙もすてきなので、ぜひ確認してみてくださいね

もちろん、子どものために何かしてあげたいって気持ちは大切だけれど……

おいしいご飯や、気持ちのいい寝具、たくさんのオモチャももちろん大好きだけれど……

いつだって忘れないで、あなたがママで、１番求められているってこと。