先日、農家のお客様と話していてふと、へちま水(すい)の話に
なりました。
「へちま水」とは昔から伝わるスローライフな化粧水です。
江戸時代には「美人水」と呼ばれていたそうです。
そんな前からあったんですね
へちま水は夏場は日除けとして窓の外で育てて、日差しが弱くなる
9月に入ってからはへちま水を取って、その役割を終えるという
なんてエコなんでしょう。すばらしい
10年前くらいは薬局にも材料を買いに来られるお客様もいて
作り方を調べてあげたりしたなぁ、なつかしいです
なんて言ってたら後日、へちま水いただいてしまいました
せっかくいただいたのですから
へちま水を作ってみます
ホウ砂以外は常時うちのお店にも置いてある薬品でした。
材料はこちら
へちま水1ℓに対して
エタノール 100ml
グリセリン 50ml
ホウ砂 5g
使いました
まずは、へちま水を40~50℃に加熱します。
加熱したらホウ砂を少しずつかき混ぜながら溶かしていきます。
(一気に入れると全然溶けないです、科学の実験でもよく失敗していました)
写真の機械は生薬を煎じるときにつかいます。
使っていないのがあったので丁度良かったです。
漢方薬局ならではですかね
ホウ砂を溶かした後、冷めるまでまってから
エタノール、グリセリンを混ぜていきます。
このままでも良いのですが、香りがないと寂しいので
「パルマローザ」
肌につけても大丈夫そうな、香りの良さそうな精油を探しました。
こちらはお好みでどうぞ
どうですか、瓶がきれい(一升瓶ですが、、)なのでいい感じですね。
材料にコスト(6,000円くらい)かかってしまいましたが、たくさんできたのでOKですね。さっそっく使ってみます。
馬場薬局 和多田店 金子