宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題を巡り、農林水産省は13日、都城市の発生農家から約1キロ以内にある10農家の家畜を対象に、感染の有無をみる抗体検査を実施することを決めた。同日開かれた同省の専門家委員会で了承された。既に1農家あたり最大10検体を採取済みで、14日から分析する。感染が拡大した県央部から飛び火したとみられることなどから、検査が必要と判断した。

 また専門委は農水省に対し、新たに飛び火が疑われる事例が発生した場合には、周辺の大規模農家へ立ち入り調査を実施することを提言した。

 一方、日本養豚開業獣医師協会はこの日、専門委の各委員に質問・意見書を提出した。専門委への(現場に詳しい)民間人登用についての見解▽ワクチン接種の区域設定の根拠--などを尋ねた。【佐藤浩】

【関連ニュース】
社説:口蹄疫拡大 国の危機管理の問題だ
口蹄疫:飛び火で抗体検査実施へ…専門家委が了承
口蹄疫:拡大続く宮崎も梅雨入り 防疫作業遅れ懸念
口蹄疫:血液検査再び陰性 エース級種牛5頭
口蹄疫:県境6カ所通行止め 鹿児島・曽於

<在日米軍再編>普天間移設 きょう菅首相と沖縄知事が会談(毎日新聞)
<黒石市長選>鳴海氏が無投票で4選 青森(毎日新聞)
首相臨時代理1位は仙谷官房長官(産経新聞)
日本貨物航空機が引き返し=エンジンを破損―成田(時事通信)
W杯日本戦の視聴率、終了間際49・1%に(読売新聞)