もう一人の自分とふたりごと -J-POP ガールズグループ編- | As one Familia

今回は、J-POPガールズグループという視点でブログを書きます。


最近ではK-POPの流入により、日本のアイドルやダンスグループが見直される時代になりました。
そしてその中でも、「彼らに対抗できる日本のグループは何だろう?」という話題があります。
それについて、今回は考えてみます。


多分いの一番に挙げられるのは、Perfumeでしょうかね。
2010年MAMAで表彰され、今日本でアジア基準に近いグループでしょう。

元々はアイドル的な成分の方が強かった印象なんですけど、今は他のアイドルは一線を画してる印象です。
韓国のグループでも、彼女の振りマネをするグループもちらほら。
Mステ前の5分番組ミニステで、KARAもマネしてましたねw


それ以外は、どんなグループがあるのか、と。


まずは、エグザイル系ガールズユニットに区分される、Happiness、Dream。
※もう一組これに区分されるグループがいただけど、失念…FLOWERだったかな;;

Happiness 「Friends」

Dream 「Ev'rybody Alright!」


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Dreamはもうオリジナルメンバーはいなくなって、モーニング娘。のような形ですね。

楽曲もすっかり変わってしまって、K-POPを聴いてる人にとっては親しみを感じるほどに。

読者の方は、3人体制時を知ってるのかな…?w
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Happinessは、EXILEのダンススクールを卒業したメンバーで結成されたダンスグループ。

メンバー自体もまだ若くて、平均年齢15歳とかそれぐらいですが、ダンスのキレは見事なものです。

メインボーカル1(or2)人、残りはダンスといった構成で、全員が歌うわけではない日本らしい構成です。


次に、東京女子流。エイベックスが手掛けるガールズグループ、というよりはアイドルなのかな。

東京女子流 「鼓動の秘密 」


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リンク先の曲は、Perfume的な振り付け。他の楽曲はもっとポップでアイドル的な要素が強いかな。

補足ですが、彼女たちを語る上で、外しちゃいけないのがSwwetSというガールズグループ。

今はもう解散してしまったけど、東京女子流とほぼ同じくらいの年齢で歌って踊れるグループでした。

東京女子流たちもSwwetSの楽曲をカバーしていますね。

Sweets→Love like candy floss

東京女子流 「 Love like candy floss」



最後に、個人的には一番注目しているグループ。

それが、rhythmic(リズミック)です。

rhythmic 「光のレール」


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彼女たちは、テレビ東京のオーディション番組で生まれたガールズグループ。

ボーカル1人(真ん中の人)、ダンサー4人で構成されています。

よしもと所属なので(お笑いをするわけではありません)、沖縄映画祭へライブをしに行ったりも。

今は韓国語を勉強しているそうなので、そこら辺も視野に入れているようです。

route0とFoxxi misQと一緒のレコード会社なのね(自己満足



あまり詳しくはないんですけど、BRIGHT(ブライト)もダンス路線。

BRIGHT 「1年2ヶ月20日」


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元々はコーラスグループだと思ってたんですけど、ダンスも同時にやっていたみたい。

今日紹介している中では、歌唱力が一番あるかな。a-nationのオープニングアクトを務めたそうで。

もう番組が終了してしまったけど、この前の音の素で久々に見たときは感動しましたよ、うん。



今の自分が知ってるのはこれぐらいですかね。頭から抜けてるかもしれないけど;;

注目はされてないんですけど、日本にも歌って踊れるグループはいます。

過去には、こういうガールズダンスグループがいました。2006年の収束感…


Folder5 「Believe」  Folder5 2000-2003年

Buzy 「パシオン」  Buzy 2002-2006年

D.D.D 「願い -wishing-」  D.D.D 2005-2006年

SisterQ 「WORKING GIRL」  SisterQ 2003-2006年


親切にも、上の4つのリンクを見てくれた人はわかると思うんですけど、スタイルで大きな変化はないですよね。

多くのリード(&サブボーカル)とダンサーの分業制は、日本のガールズグループの大きな特徴かな。

東京女子流、SisterQ、BRIGHT、山田優がかつて組んでたy'zfactory、deepsは全員歌って踊りますが、

韓国のようにラップ担当というポジションはないですね。

というか、日本の女の子はラップしないね。

知ってる限りでも、ハロプロぐらい?軽いからあまり好きじゃないけど(がっつりハロプロ見てたクセに



今のガールズグループの中では、Happinessと東京女子流をK界隈は推してるけど、俺はあまりしっくりこない。

というか、今日紹介した全てのグループに共通して言えるのが、アジア基準でまだ未熟な点。

まず前提として、日本の「アイドル」文化は、もう完全に別次元。

他の国がどういう路線をいこうが関係ない時間軸ですし、悪く言えばガラパゴスかなと。

割と何でもアリなので、アジア基準とかでは語れないです。

だから、今回多くがアイドルと評するものは、なるべく除いたつもりです。

Happinessをアイドルで語る人もいるけど、自分はガールズグループという枠で語りたいです。

売り方にしてもそうじゃないかな?

東京女子流はアイドルですが、K界隈用のブログなので、あえて書いてます。

ここら辺は個人の線引きなので、異論は大いにあっていいんですけどね。


けど、日本の「ダンスグループ」文化が、K-POPやアジア全般と積極的に関わっていくのであれば、

もっと大きな変化を起こさないといけないと考えています。

ダンススキルに関していえば、日本は決して不利な状況にあるわけではありません。

世界規模で日本の振付師が活躍しているわけですし、環境も整っています。

ただ、今日に充てるフリが先進的ではないように見えます。


他の不足は列挙していきますが、

「歌唱力」、「楽曲」、「アジア志向ではなく、少数に向けての内向的戦略」が挙げられると思います。


現在の日本野球のスタンダードである野村野球に始まる分業制(?)が、アジアに限らず世界でみたときに悪なのかは置いておきますが、音楽というジャンルゆえに歌唱力は大きく影響があるでしょう。

※「野村野球」=ピッチャーの役割を「先発→中継ぎ→抑え」という3つに分けるスタイル


韓国のGirl'sDayを例にとると、リードボーカルのソジンはボーカルレッスンで、ホイットニー・ヒューストンを課題曲にしていました。

個人の力量も作用しますが、リードは世界的にも難易度が高い楽曲を練習をし、可愛らしい曲を歌うのです。

可愛い楽曲を歌うのなら、同様の曲を練習すればいいのかもしれませんが、それでは個人の幅が広がりません。

また、音域の幅が広がれば、より自由に歌うことも可能になるでしょう。

ヒョミンでみる歌い方なんていうのを紹介しておきます。


1. T-ara's Hyomin singing bad girl good girl - Miss

2. T-ara Hyomin - I Miss You @ Radio


1.の終盤、ヒョミンは地声で強引に高音を持っていきますが、

2.は抜きの歌い方で、高音を無理なく出すという歌い方をしています。

要するに、ヒョミンは歌い方の使い分けができるのです。

地声が高い人は、こういうことはしなくてもいいのでしょうね。爆発しろ!(こらっ

抜きの歌い方自体は珍しくないのですが、こう使い分けるとなるとなかなか見かけません。

日本のボイストレーニング自体遅れているという話もあるので、ここは考えてみる点でしょう。

sれと、日本語は喉を傷めやすい発音があるので、そことも折り合いをつけないとですね。



次に、楽曲。日本の楽曲が悪いというよりは、K-POPは何故良いのか、を考えるべきかな。

それは、さまざまな国のエスプリ(精神)が曲に詰まっているからでしょう。

韓国のコンポーザーのインタビューを読むと、自国の音楽はもちろん、音楽大国のアメリカ、イギリスを始め、日本などの楽曲を聴いて育ってきたといいます。

実は、それが今大きく愛される理由だと思うのです。

それぞれの国に見られる好まれる音を理解し、韓国の音と合わせていく。だから、多くの国に届くわけです。

もし、純粋な韓国の音を出していたとしたら、今頃こんなに流行はしなかったでしょう。


でも、これは日本でも当たり前に行われてきた行為です。

日本にある音に、黒人音楽、ヨーロッパの音(ビートルズとか)とかを上手く調合し、ヒット曲を生み出してきました。

純粋に韓国のコンポーザーが日本人に曲を作ったとしても、そこに日本の音が潜在的にでも入っていなければ売れないでしょう。

この楽曲に関しては、完全に「J-POP進化論 」からの受け売りですw

ブックオフで100円で手に入るので、だいぶ難しいのですが興味のある方は是非。

「アリランとわらべ歌にみる日韓音楽の共通項」とか誰かやらないかね?w



最後に、アジア戦略。

K-POPが入ってきてからは、慌てだしたかのように目を向け始めたような気配ですよね。

SDNとかSDNとかSDNとか。芹那が可愛いし、KONANがいるから許すね←

正直、SDNに限ったことではなくて、先に挙げたrhythmicもその一組。


韓国の音楽産業は自国では売れないから、他の国でのセールスに目を向けた。そして、今がある。

日本はそんなことをしなくても、ある程度の利益を出せる産業だったのか、海外に目を向けるアーティスト自体少なかったのかな。

けど、今の日本では音楽産業は苦戦し、いかに一か所で多くを取れるかに焦点があるのかも。

それが、いわゆるAKB商法で。今じゃアイドル商法といってもいい気はするけど。

CDを売るために、DVDや握手券といったプラスαをつける。これで、CDを売る。

そのせいか、オリコンはアイドル楽曲が目立ち、ヲタの巣窟みたいになってます。

となったときに、ジャニーズはわからないw

ただ、CDを買うのはもう古いことなんでしょうね、うん。

mu-moのランキングとかの方が今時の子を反映してそうとは最近考える。


これはあまり本筋とは関係ないけど、日本の楽曲って歌詞に力点がある。

友達は大事、家族のありがたみに気付いた、ファンに届けばいい、とか要するに感謝し過ぎ。

外国は歌詞の意味を大事にしてるのかわからないけど、とりあえず自分は飽きていますw

だからといって、J-POPを聴かないわけじゃないんですけどね。

言葉は無視して、歌詞に当てられた音とメロディーで聴いてます。

Happinessの「フレンズ」はそう。歌詞は覚えてないけど、全体的な雰囲気は好きなんです。


少し楽曲と絡めると、歌詞を意識して音をつけるという作業をどれだけ真摯にやっているのかな、って思った。

音で過去が想起されるってことがあると思うんです。この音と重ねて、切なさを演出するとかね。

まぁそこら辺はわからんので、何か良い本とかあったら教えてください←


こういう話は、脱線しちゃうねーw

日本は日本で売ることよりも、世界で売れる方向を模索した方がいい。それは音楽に限らず。

たまに、「アイドルを売り物しないで欲しい」的な発言をみるけど、

それには反対で、「ある程度、売り物にならないのはアイドルとしては失格」だと思っています。

少なくとも、これはそこにビジネスが絡むのであればですけどね。

歌い手は「商品」という意識は少なからず持ってほしいし、努力をするし、辛いことも乗り越えなきゃいけない。

そして、心の奥底レベルでいいから、もっと上昇志向であって欲しいです。

亀田家とか石井彗のように、ビッグマウスになれとは言わないけどさw

オリンピックでの金メダルやWBCで優勝したとき、すごく日本人が誇らしかったとすれば、上を目指すことを考えてみて欲しい。

人間はすごいことに、後ろ向きでも前には進める。

今のガールズグループや音楽業界にとってはまだ日陰だけど、アジア、世界という目標に対して前向きであって欲しい。



最後に…

この文章の着地点がわからなくなった…(つд⊂)

日本のガールズグループも可愛くて良いよねってことでいいよね…(つд⊂)w