参加してきました。
私は今回で3回目の参加です。
それを踏まえての感想を以下に書きます。

●H鍋さんの講演

印象に残っているのは
海外からきた情報、技術をありがたりすぎないこと」というお話。
これは私も個人的に感じています。
例えば、アメリカで生まれたAという技術はもしかしたら
『アメリカの文化、風習のなかで必要とされたから生み出された』
技術なのかもしれませんよね?
それを異なる文化、風習がある日本でそのまま適用できるのでしょうか?
日本には日本の、アメリカにはアメリカの文化なり風習があるのだから
やはりその環境に合った技術をその国の人たち(エンジニアさん)が
作っていかないといけないのではないかと思います。

H鍋さんの体感した限りでは
欧米は「アイディアを形にするのがウマイ!」そうです。
でも本当にそうなのかな?とふと思いました。
私はもしかしたら

欧米: 世の中に必要とされる技術を「見抜いて生み出している」だけ
日本: 欧米からやってきた技術を「利用して何か作っている」だけ

なんじゃないかなと思いました。
別に欧米は特にすごいことをしているように見えないんですよね。
違う国の技術を輸入して日本でそれを使って何か作ろうとしているから
無理が生じてくると思うし、エンジニアさんがそれに振り回されてしまうんだと思います。
だから、いつまでたっても日本は欧米に勝てないのだと私は思ってます。
なので、これからは日本人が日本という国で必要とされているものは何か
ということを見抜いて、それを作っていけばいいんじゃないかな。
別に海外に発信しなくても日本にいる人達の生活を楽にするために
ソフトウェアを作っていけばいいんじゃないかな。
(そうじゃないと「日本」VS「どっか別の国」という対立構造がもう一つできあがるだけ?)
そうすればエンジニアは幸せになれるんじゃないかな。
とそんなことを思ったりしました。

●その他の講演から学んだこと

ソフトウェア開発の現場では
「コミュニケーション不足」による失敗が多い。

コミュニケーション = 「話す」+「聞く」
「話す」、「聞く」 は人間のすること だから
やっぱり「人間性」の育成大事だなと思いました。

●ワールドカフェ

5人くらいのグループを作って雑談をします。
何気ない会話のなかから新たな「気付き」を得ようとするのが目的。

『ペアプログラミング(=2人でプログラミング)』

1人は、カタカタとコードを書く。
もう1人は、それを監視(そこ違うじゃん!と指摘)するんだそうです。

監視する方は、相手の誤りを指摘して痛快かもしれないけども
実際にプログラミングをする人にしてみたら
何らかの意図があってそのコードを書いているわけだから
いきなり「そこはこうすべきだろ!」と言われたら
人間だからいらっとするし、ストレス溜まりそうだなと思いました。
そうじゃなくて「どうしてそうしたの?」とまずそうした根拠を尋ねたら
どうなんだろうなと思いました。
それを聞いたうえで、もっと良い方法があるなら
それを「提案(≠誤りの指摘)」すれば、双方(プログラミングする人、監視する人)が
納得できるし、ストレスもたまらないような気がします。

これも「相手の立場・視点に立って考え行動する」の応用なんだと思います。

●有名人のサイン

H鍋さんとM越さんにサインもらってしまいました。
楽しく仕事を変えていこう♪」という激励の言葉をいただきました。o(^▽^)o

●まとめ

私はかなりの口下手なのでワールドカフェでは
人の話を聞いている時間が長かったですが、
上記のようにいろいろな「気付き」を得ることができました。
よく喋る人、喋りが苦手な人、いろいろな人がいますがそれは皆個性。
喋りがすごい人が別にすごい人というわけではなく
喋りが苦手な人も口ではうまく説明できないだけで
いろいろと考えているものです。(私のように(笑))
なので、やはりお互いがお互いを尊重しあう姿勢
相手が足りない部分を自分の得意なもので補ってあげるという姿勢
あるいは、自分の足りない部分を相手から学ぼうとする姿勢
人間関係では大事なのではないかと思いました。