産後うつ
昨日、いたましいニュースが報道されました。
ちょうど、昨日は、企業研修でメンタルヘルスの講演を
していました。シンクロで、このニュースを知りました。
うつは、一般的には「暗い」「重い」という印象があります。
なるべくなら他人事にしておきたい話題に捉えられています。
でも、うつ病は、いまや普通にかかりうる病気です。
元首相(安さん)、元横綱(朝さん)、コメディアン(岡さん)も
疑われました。心の弱い人がうつ病になるのではなく、
偉い人も、強い人も、おもろい人も、うつにかかりえます
とくに、産後うつは、
最大30%の母親が経験するといわれるほど、
身近な病気です。
父親になる男性も1割が産後うつになる 、といった話もあるほど。
ぼくが所属するNPOファザーリング・ジャパンの会員同志でも、
大いに話題が沸騰している最中です。
FJは、「笑っている父親になろう!」という旗を掲げています。
でも、安易なポジティブシンキングを語っておしまいではなく、
「産後うつ」のほか、「幼児虐待」などが象徴するような
育児にまつわる負の局面にこそしっかり向き合う
のが、ぼくらのFJの仲間たちです。
パートナーを産後うつにさせないために、自身がならないために、
男性は働き方を変えていかなければならない。
ちょうどたまたま、今朝の電車で読んでいたのが、
東レ経営研究所の佐々木常夫さんのインタビューでした。
うつの妻や家族を守るために、本気で仕事する佐々木さんの姿が、
何よりも伝わってきました。
妻を産後うつにさせてしまった、あるいは、予備軍にしている
男性は多いと思います。それぞれの事情があると思いますが、
貴男は、本気で生きているのかい?
・・そう、自分自身に問いかけました