5時間目「リーダーの時間」
5時間目あらすじ
母子家庭で貧乏なクラス委員の磯貝悠馬(CV:逢坂良太)は誰にでも分け隔てなく接する
見た目も中身もイケメンで、貧乏であること以外に彼に欠点と呼べるものはない。
が、家計を助けるべく始めたバイトが見つかり、E組に落とされてしまった。
E組になってからもクラスメイトや殺せんせー(CV:福山潤)に目を瞑ってもらい、
今もバイトを続けているが、目撃情報を聞きつけて五英傑が店にやってきてしまう。
このままでは退学になるかもしれないと脅され、
そうなりたくなければ闘志を見せろと体育祭の棒倒しでA組と勝負をすることに。
浅野学秀(CV:宮野真守)はどんな手を使ってくるか分からない。
みんなに迷惑はかけまいと退学上等な気持ちで勝負から降りるつもりの磯貝だったが…
ネタバレ含みます。
クラス委員の磯貝に迫るまさに磯貝回!!
貧乏だ貧乏だとは言われていましたが、母子家庭ともなると確かに苦労も多いでしょう。
体調もあまり良くないと言われている母親一人で磯貝と弟妹を養うのは大変です。
少しでも母親や家計を楽にしたいとバイトを始めた磯貝は確かにイケメンだ!!
クラス委員を任されているし、これまでのテスト回を見ても成績が決して悪いわけではない。
彼がE組に落とされたのは校則違反のアルバイトだったのですね…
確かに校則を破るのは良いこととは言いがたいですが、
自分の遊ぶ金ほしさというわけでもないですし、
学校側が相談に乗ってあげるとかあってもいいような気もします。
それすら行われないのが、理事長・浅野學峯(CV:速水奨)の教育らしいと言えばらしいですが。
意外と凄いなって思うのは一度バイトがバレてE組に落とされてるというのに
懲りずに家計のためにバイトを続けていることですね。
今度はどんな状況になるか分からないし、普通はその先を恐れてしまうもの。
彼にとってはそれよりも家族が大事なのだなと思いました。
お客さんへの対応を見ていてもホントマジイケメンです!!
それでもクラスメイトがさほど腹が立つというわけではないのは
前原陽斗(CV:浅沼晋太郎)の言うように単純に良いヤツだからということなのでしょうね。
裏表がなく、誰にでも分け隔てなく接し、みんなを導く。
まさに"理想のリーダー"という感じ。
彼と同じことを周囲がやっても全然印象が変わるのは笑いましたけど。
トイレ使った後にトイレットペーパーを三角に折るのも岡島大河(CV:内藤玲)がやると汚らわしい
潮田渚(CV:渕上舞)もよくおばちゃんたちに囲まれているのにシャンとせいって言われるし、
本校舎の子からラブレターを同じようにもらっている
片岡メグ(CV:松浦チエ)にいたってはイケない恋扱い。
同じことでも磯貝と他の人ではこうも印象が変わるとは…
でも、全ての行動が「イケメンだ!!」と言われる磯貝でも
さすがに退学をかけたA組との勝負を降りようとした際は
イケメンじゃないと男子から口を揃えて言われてしまいましたね。
男なら戦わなければならない時もあるということでしょうが
それだけじゃなく、彼がいなくなったら誰がE組男子をまとめるというのか!!
意外にも寺坂竜馬(CV:木村昴)をはじめとした寺坂グループまで磯貝に一目置いてるという。
寺坂たちみたいなタイプって磯貝みたいなタイプは嫌いそうなのにね。
それも磯貝が15年間で築いてきた人柄の賜物なのでしょうけど。
男子が退学阻止のために一致団結してA組に立ち向かう。
カッコイイじゃないですか!!
E組男子も随分まとまったものだなと第1期から見ていると感じるところではありますが
体育祭当日、学秀もとんでもない助っ人を呼んだものです…
エキシビジョンに至るまでの模様も面白かったですけどね。
これまであまりスポットの当たってこなかった原寿美鈴(CV:日野未歩)が
パンをその目に捉えた瞬間から一気に空気が変わりましたよ。
「パンは飲み物よ」ってなんでかっこよくなってんだー!!
茅野カエデ(CV:洲崎綾)もさすが"永遠の0"と呼ばれるだけあって
胸がペッタンコだから障害物のネットを抜けるスピードが速い速い!!
ある意味むなしくもありますが…
そして、殺せんせーがホント親バカすぎる…
完全に子供の運動会を見守る親の図でした。
確かにここまで生徒たちを導いてきただけあって、ある意味では親のような存在ですけどね。
でも、メインイベントは棒倒しですよ。
いくらリーダーシップがあるとはいえ、さすがの磯貝も今回ばかりは
学秀とのリーダー対決に不安を感じているようですが。
確かにリーダーとしての力は学秀の方が勝っているかもしれません。
理事長の息子だけあってやはりトップに立つに相応しい人物と言えるでしょう。
でも、彼の場合は勝利のために有望な人材を集め、率いているに過ぎない。
今回だって海外から助っ人を呼び寄せてE組に勝つ気満々な姿勢を貫いています。
そこにどれだけの信頼関係、仲間意識があるのか…
その点、磯貝は彼が彼自身の力で築き上げてきた、15年間生きてきて培ってきた人徳があります。
それは急に作れるものではない彼の長所だと思います。
誰かが困った時に手を差し伸べてくれる磯貝にみんな感謝してます。
そんな磯貝が困っている時に手を差し伸べてくれるのは
やはりこのE組で共に過ごしてきた仲間たちなのでしょう。
殺せんせーの「君に担任になれたことが嬉しい」という言葉にグッときますね。
さて、殺せんせーに背中を押され、いざA組との勝負へと向かうE組。
A組はガタイのいい留学生をこの体育祭のために呼び寄せ、E組を潰す気です。
人数の少ないE組が勝つためにはA組の陣地にほぼ全員で攻め入ってA組の棒を倒すしかない。
そこを留学生の固い護りで防ぎ、確実に潰す。
力で抑え込むみたいですが、思い通りにいかないのが勝負というものです。
E組が護りを固める姿勢を崩さないとなると、A組に攻め入るしかない。
人数にしてもパワーにしてもA組が負けることなんてまず考えられませんからね。
しかし、棒を使ってA組の先陣を完全に押さえ込むとは…
ルールに書いていないものを全部使って思いがけない攻撃でE組らしい戦いにしたものです。
客席を巻き込んで訓練で鍛えた動きでA組に捕まらないよう動き回る。
最初に吹っ飛ばされた村松拓哉(CV:はらさわ晃綺)と
吉田大成(CV:下妻由幸)でさえも磯貝の作戦のうち。
不意をついて手薄になっていたA組の棒が射程圏内です。
が、ここで終わらないのが学秀という男でしょうね。
理事長の息子だけあって格闘技もお手の物です。
学秀がいる限りA組の棒を倒すのは容易ではない。
そこで磯貝は大胆にも自分たちの陣地に寺坂と竹林孝太郎(CV:水島大宙)だけを残し
ほぼ一斉にA組の陣地を攻め入るという。
てこの原理ってそんなんだっけ!?という感じですが、なんとなく納得させてしまうというのが恐ろしい。
ま、二人係で押さえ込むのはだいぶ厳しいのですが、
命令無しでヘタに動けば戦況を変えかねないので、A組も動けない。
学秀が何か現状を打破する考えを持っているかもしれないし、
磯貝がそれを覆す策を講じているかもしれない。
何が起こるか分からない以上、勝手に動くのは命取りのようなもの。
上手く竹林がA組の動きを抑え込んでいたような気がします。
そしてE組の戦力が一気に集結したところで最終兵器を投入!!
ここで新たに加わった堀部糸成(CV:緒方恵美)の出番ですよ。
これが初参戦となるイトナの動きは学秀にも読めないだろうし、
最終兵器として見事な活躍をしてくれました。
棒のてっぺんを取られたら勝負は決まったようなものですからね。
磯貝が積み上げてきた人徳でE組男子が協力し、もぎ取った勝利です。
常にトップに君臨し、みんなを導く学秀とは違い、
すぐ隣で導いてくれる存在というのが磯貝らしいリーダーの形みたい。
学秀も磯貝のバイトの件を公表することはないと約束してくれましたし
退学危機が無事に過ぎ去ってよかったよかった。
でも、「卑怯な手は使わない」と言っていたけど、
留学生は卑怯ではないのかとちょっと思ったりして。
本人の主張的には、たまたま時期がかぶっただけなんでしょうけど!!
その留学生たちも別に悪い人ではないみたい。
学秀には一目置いていて、彼の呼びかけに集うあたり、
それはそれで人徳というものなのかもしれません。
恐ろしいのは学秀よりも理事長の方ですからね。
敗北は死ぬことを意味すると言ってもいいくらい、彼の中では許されないことみたい。
敗北すること云々よりは弱者に成り下がることを一番嫌がっているようですが。
あのガタイのいい留学生たちが血まみれで床に転がり、許しを請う姿を見ると
理事長がいかに恐ろしい存在であるかを感じずにはいられないね。
学秀が父親である彼を化け物呼ばわりするのも分からなくはない。
それまでの人格をも変えてしまう教育は恐ろしい以外の何ものでもないし。
そんな相手とこの先も戦うことを考えるとE組もチャレンジャーだと思いますが。
ただ、少し残念なのはアメリカに留学していた経験があると自慢していた
五英傑の瀬尾智也(CV:高木俊)の英語が本場のケヴィン(CV:ロバート・ボールドウィン)からしたら
あまりにもなまりすぎてて聞いててイライラしてくるというエピソードがカットされていたことですかね。
彼が英語を喋るたびにキレてたのが面白かったのですが…
次回は中間テストの時期の話になるようです。
テストで再びA組と対決するわけですが、
その前になんやかんやあってボランティアをするみたいですよ。
力を得るということはどういうことなのか
E組の生徒たちが身を持って味わうエピソードです。
次回「ビフォーアフターの時間」
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