4時間目「紡ぐ時間」
4時間目あらすじ
晴れて3年E組の仲間となった堀部糸成(CV:緒方恵美)だが、
これまでの出来事からクラスに馴染めるのかといった不安も周囲には渦巻いていた。
しかし、そんな心配は不必要だったようで、遅れを取り戻すべく勉強漬けにされた鬱憤晴らしに
イトナが自ら作り上げたラジコンはあっという間に男子たちの心を射止めていく。
殺せんせー(CV:福山潤)の暗殺計画からいつの間にか女子のパンツを偵察しようという
男子一丸となった計画は各々の才能を集結し、より完成度の高い代物へと進化を遂げた。
ネタバレ含みます。
前回の話でひとまず敵として仕掛けてきていたイトナの話は解決。
これからはE組の仲間として同じ教室で勉強し、暗殺を極める仲間として生活を共にしていきます。
が、やはりこれまでのことを考えるとクラス全員が彼のことを受け入れてくれるのか
彼がクラスメイトに歩み寄ってきてくれるのか少なからず不安は感じるところでしょう。
寺坂竜馬(CV:木村昴)あたりはイトナがクラスに加わる大きなきっかけになっているだけに
イトナを受け入れているようですし、潮田渚(CV:渕上舞)も気にかけて話しかける場面があったので
彼がクラスでぼっちということはなさそうです。
前回の話のラストでも前原陽斗(CV:浅沼晋太郎)や倉橋陽菜乃(CV:金元寿子)が
普通に話しかけていましたし、クラスで浮くという心配はないみたい。
むしろ勉強漬けの鬱憤晴らしに作ったラジコンが注目を集めていたくらい。
いくら父親の工場で基本的な電子工作は学んだとはいえ、
これだけ完成度の高いものをパパッと作れてしまうのはやはり凄い。
それに初登場時にイトナは勉強が嫌いという話がされていましたが、
実はさほど成績が悪いというわけでもない模様。
力を求めるあまり、触手によって勝つことだけに執着するよう
支配されていたようなものみたいだし、その呪縛から解放された今となっては
彼本来の力、才能がより明確に見えるようになったのではないでしょうか。
その才能も使い道によっては無駄遣いでしかありませんけどね。
うん、まさに今回がそれでしたよ。
本来の目的は殺せんせーの暗殺。
そのために改良を重ねていくなら才能の無駄遣いでもなんでもなかった。
なのに、女子が絡むとどうしてもエロスな方向へ進まずにはいられない!!
どうやら女子のスカートが見えるか見えないかと微妙なラインに首を突っ込んだことで
彼らの標的は殺せんせーから女子のスカートの下を見ることに変わったようです。
せっかく殺せんせーの急所が心臓だって判明したのにね…
イトナのラジコンをいとも簡単に作り上げる技術はたいしたものですが、
今のままではカメラで映る範囲は限られてくる。
そこで参謀こと竹林孝太郎(CV:水島大宙)が提案したのはカメラを魚眼にして補正するという方法。
カメラ整備は岡島大河(CV:内藤玲)に一任され、
何も知らない律(CV:藤田咲)がその補正プログラムを準備させられていた…
「彼女を巻き込みたくない」ってもうすでに巻き込まれているのだが…
段差から落ちて自力で戻れなくなった車体を元に戻すのは
クラス一の俊足を持つ木村正義(CV:川辺俊介)の役回り。
倒れやすさの改善は吉田大成(CV:下妻由幸)
目立つ車体の色を学校迷彩に仕上げるのは菅谷創介(CV:宮下栄治)
ラジコンが快適に走れるように前原はロードマップ作りに名乗り出ました。
才能の近い道がいろいろ間違っているような気もしますが、
イトナのラジコンがきっかけで彼を中心に男子の結束が固まったようです。
ま、さすがにイタチの遭遇は予期してませんでしたけど。
失敗を繰り返してよりいいものを作り上げる。
最初は細くても少しずつ紡いで強くなれるように
彼の親がつけた名前の意味がよく表れたエピソードでした。
ちなみに残りの男子の役回りは村松拓哉(CV:はらさわ晃綺)はみんなの食事担当。
千葉龍之介(CV:間島淳司)は運転と射撃は操作を分ける方向になったので、射撃担当に。
寺坂は特に何もしてません。
渚と磯貝悠馬(CV:逢坂良太)も見守っているだけでしたし、
赤羽業(CV:岡本信彦)にいたっては話に参加すらしていない。
あれ??
杉野友人(CV:山谷祥生)と三村航輝(CV:高橋伸也)も何もしてなかったや。
ま、何はともあれイトナはクラスでも十分やっていけそうです。
後半は木村がメインの回ですね。
イトナの話とも通じる部分がありますが、名前に関するエピソード。
最近はだいぶ落ち着いてきたという印象もありますが、
一時期は「これなんて読むの!?」ってパッと見じゃ分からないレベルの
キラキラネームが凄い流行ってましたよね。
ネットとかで取り上げられるたびに付けられた子どもたちが少し可哀想に思ったことがありました。
もちろん親がつけてくれた名前だし、本人が気に入っているならそれはそれでいいと思いますが
中高生って微妙な時期とか大人になった時にその名前で苦労する人はきっといるだろうなとか。
舞い上がって「正義」と書いて「ジャスティス」って読む名前とか
確かにあまり呼んでほしくはないかも…
入学式とか卒業式とかは全校生徒の前でその名前を呼ばれるわけだし、軽く公開処刑ですね。
親は親なりにこういう大人になってほしいって意味合いを付けてくれたんだっていうのは分かるけど
やっぱり中学生って大人でも子供でもない一番微妙な時期だからこそ
そういうほかの子とは違う部分で悩むこともあると思うんだよね。
木村だけじゃなくて、狭間綺羅々(CV:斎藤楓子)も相当苦労してたみたい。
親がメルヘンチックなだけならまだマシなのにヒステリックとなると…
E組の生徒たちは親にも悩まされることが多いみたいです。
カルマみたいに親の趣味がうまーく遺伝してたりすれば話は別なのかもしれないけどね。
自分の名前に凄い悩んでいる木村のためにも、
それを緩和させるようと矢田桃花(CV:諏訪彩花)の提案で
いっそ全員コードネームで呼んでみようということに。
教師を含め、クラス全員がコードネームで呼び合うというのは面白い展開ですね。
コードネームなのか、ただの悪口なのかという感じですけど。
杉野の野球バカに始まり、菅谷の美術ノッポとクラス全員のコードネームが抽選で決定。
そのコードネームを一日使い、訓練ではより暗殺者っぽい感じに。
ただ、真面目なはずなのにコードネームのせいで台無し感半端ない!!
磯貝は貧乏委員だし、速水凛香(CV:河原木志穂)はツンデレスナイパー。
前原にいたっては女たらしクソ野郎って完全に悪口だった!!
ある意味特徴は捉えていますけどね。
ちなみに標的の烏間惟臣(CV:杉田智和)は堅物と
こちらも見事に特徴を現したコードネームになりました。
一体誰がつけたものが採用されたのやら…
コードネームはともかく今までは烏間にやられっぱなしだった生徒たちが
上手く連携して、まずは一発背後から決めたというところでしょうか。
烏間の注意を地上にひきつけておいて、気づかれないように木の上から射撃を成功させる。
ただ、命中させた寺坂のコードネームで吹き出しましたけどね。
鷹岡もどきってあながち間違ってないのが笑えます。
雰囲気といいそれっぽい。
とはいってもやはり一発だけでは命中率としては全然低い。
もっと精度を高めないと殺せんせーを暗殺するのはむずかしそうですね。
そこで命中率を上げるために射撃の腕前が男子トップの千葉が大活躍!!
ってなるわけもなく…
射撃センスがある人ほど常に警戒されちゃいますからね。
だからその裏をかいて、ここぞという場面で木村だったのはよかった。
千葉を警戒するあまり、背後から迫っていた木村に烏間は全く反応できませんでしたから。
加えて、おいしい状況で「ジャスティス」って本名が上手くマッチしてました。
ま、ほとんどの生徒が自分のコードネームにメンタルをやられていましたけど。
三村はキノコディレクター、倉橋はゆるふわクワガタ、吉田はホームベース、村松はへちま
イトナはコロコロ上がり、奥田愛美(CV:矢作紗友里)は毒メガネ、茅野カエデ(CV:洲崎綾)は永遠の0
やっぱり茅野の"永遠の0"って呼び名はどこまでもついてくるようです。
片岡メグ(CV:松浦チエ)は凛として説教、中村莉桜(CV:沼倉愛美)はギャル英語
渚は性別、岡島は変態終末期、不破優月(CV:植田佳奈)はこのマンガがすごい!!
岡島の変態終末期を誰が考えたのか気になります。
あと、渚の性別もなかなかのチョイスですね。
カルマは中二半、千葉はギャルゲーの主人公、矢田はポニーテールと乳
岡野ひなた(CV:田中美海)はすごいサル、神崎有希子(CV:佐藤聡美)は神崎名人
竹林はメガネ(爆)、狭間はE組の闇、原寿美鈴(CV:日野未歩)は椚ヶ丘の母
律は萌え箱、イリーナ・イェラビッチ(CV:伊藤静)はビッチビチ
そして木村が本名そのままにジャスティスになりました。
親の勝手で子供が苦労させられるのは如何なものかとも思いますが、
ちゃんとした意味合いがあって、その通りに育ってほしいという願いが込められたものであれば
自分の名を受け入れるだけの気持ちを持つことも必要かもしれません。
名前はどんな小さなことでも、その人が成し遂げたことを残す証のようなもの。
読み方を改名するかどうかは最終的に木村がどうするべきか決めればいいことでしょうが、
もし暗殺を成功させられれば、その名の通り地球を救った正義のヒーローとして名が残る。
そのときが来れば彼はその名に相応しい人物として讃えられるでしょう。
そうなった時にもしかしたらこの名前でよかったと思える日がくるかもしれない。
一時の感情に流されて手放してしまう前に
もう少し自分の名前と込められた意味と向き合ってみるべきなのかも。
ちなみに殺せんせーが自分でつけたコードネームは永遠なる疾風の運命の皇子でしたが
ま、当然のことながら叩かれるのは目に見えていたので、生徒たちからは
バカなるエロのチキンのタコというチキンなのかタコなのか分からないネーミングをつけられました。
性格はチキンで見た目がタコということでしょうけど。
なんだかんだみんなクラスメイトの特徴を教師も含めてよく把握しています。
それと、ラストではついに理事長・浅野學峯(CV:速水奨)と
その息子・浅野学秀(CV:宮野真守)が動きを見せてきました。
次の舞台は体育祭ということで再びA組とE組の対決が展開されそうな予感。
それと磯貝にスポットが当てられるようですよ。
貧乏貧乏と言われてる彼の生活、人柄、持っている才能が発揮されそうです。
次回「リーダーの時間」
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