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13.腫瘍
B.悪性上皮系腫瘍
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55歳女性。初診1年半前頃,左肘窩に1cm大の腫癌があることに気づく。そのまま放置していたが,急速に増大してきたため来院した。初診時,ドーム状に隆起する,下床とは可動性のある,表面潮紅を伴う3×4.5cmの軟骨様硬の腫瘍(図54)が認められた。腫瘍細胞は小さい核小体と,濃いchromatinと厚い核膜を有する比較的大きさの揃った細胞(図55)からなっている。また,電子顕微鏡では直径100~150nmのdense-core granulesが認められた。組織化学検査でNSE,EMA,サイトケラチンが陽性であった。最も考えられる診断名を記せ。
55歳女性。初診1年半前頃,左肘窩に1cm大の腫癌があることに気づく。そのまま放置していたが,急速に増大してきたため来院した。初診時,ドーム状に
隆起する,下床とは可動性のある,表面潮紅を伴う3×4.5cmの軟骨様硬の腫瘍(図54)が認められた。腫瘍細胞は小さい核小体と,濃い
chromatinと厚い核膜を有する比較的大きさの揃った細胞(図55)からなっている。また,電子顕微鏡では直径100~150nmのdense-
core granulesが認められた。組織化学検査でNSE,EMA,サイトケラチンが陽性であった。最も考えられる診断名を記せ。
Merkel細胞癌
(平成10年出題/36)
解説集