24歳女性.両頬部にそばかす様の皮疹を認めた.父に同症有り.徐々に手背,前腕、下腿,足背に点状あるいは網状の色素斑と色素脱失斑の混在する皮疹が拡大してきた.精密検査で色素性乾皮症は否定された.この疾患名を記せ.
24歳女性.両頬部にそばかす様の皮疹を認めた.父に同症有り.徐々に手背,前腕、下腿,足背に点状あるいは網状の色素斑と色素脱失斑の混在する皮疹が拡大してきた.精密検査で色素性乾皮症は否定された.この疾患名を記せ.
遺伝性対側性色素異常症
遠山 常優 いたしい
四肢遠位側に
点状~網状の色素斑~脱色素斑
顔は雀卵斑、光線過敏あり。
全身型→遺伝性汎発性色素異常症
⇔網状肢端色素沈着症
網状の色素沈着 北村 もし(し)ち
山形大学医学部皮膚科学講座より参照
当科では、下記の遺伝性色素異常症に対する遺伝子診断を行なっております。遺伝
性色素異常症の場合、診断が確定したからといって根治的治療法があるわけではないのですが、診断が確定する事により今後の生活指導を的確にできること、そ
して疾患によっては予後を決定するような合併症が高率に発症するため、それに対する対策が立てられる、等のメリットがあります。ぜひ、我々にご相談くださ
い。 遺伝子診断にかかる費用は無料ですが、山形大学医学部倫理委員会認定の遺伝子診
断のための同意が必要になります。したがいまして、まず下記にご連絡をください。 1、 眼皮膚白皮症(アルビノ)を呈する疾患 2、 遺伝性対側性色素異常症 鈴木民夫 山形大学医学部皮膚科学分野 山形市飯田西2-2-2 〒990-9585 電話:023-628-5361(皮膚科医
局) FAX:023-628-5364 E-mail: tamsuz@med.id.yamagata-u.ac.jp |