56歳，男性．骨髄異形成症候群で入院中.G-CSFが投与されている.4,5日前より，頭部,背部に皮疹が出現してきたため，皮膚科を受診した．臨床写真（図7A.）と病理組織像（図7b）を別に示す．最も考えられる診断名を記せ．
56歳，男性．骨髄異形成症候群で入院中.G-CSFが投与されている.4,5日前より，頭部,背部に皮疹が出現してきたため，皮膚科を受診した．臨床写真（図7A.）と病理組織像（図7b）を別に示す．最も考えられる診断名を記せ．
sweet病
http://www.derm-hokudai.jp/textbook/pdf/9-01.pdf
● 顔面や関節部に出現する圧痛を伴う辺縁隆起性の紅斑．
● 発熱，好中球増多，関節痛が並行．
● 病理組織学的に真皮に密な好中球浸潤を認める．
● 骨髄異形成症候群（MDS），白血病などの骨髄増殖疾患に合併しやすい．
● 治療はNSAIDs，コルヒチン，ヨードカリが有効．
Sweet 病を合併しやすい疾患
造血系疾患：骨髄異形成症候群（MDS），白血病，骨髄線維症など
自己免疫性疾患：Sjögren 症候群，関節リウマチ，亜急性皮膚エリテマトーデス，潰瘍性大腸炎など
その他：内臓悪性腫瘍，壊疽性膿皮症など