昨晩、セラと懐炉の二人とメッセンジャーで話をした。
普段から茶室でよく話す相手だが、メッセンジャーで3人だけで会話するのも悪くない。
まぁ、懐炉の上にセラと二人で登って寝転がっていたりと、やった事は普段茶室でやっている事と何ら代わりの無い事ばかりだったが。
それでも、やはり3人だけだとまた楽しいものだ。

ああ、そうだ、しこめ氏に教えてもらった接吻の挨拶を試してみたかな。
何でも、額への口付けは友情の証だというので、懐炉の額に口付けた。少々背が高かったので苦労したが。
セラには頬に口付けをされたので頬に口付けを返した。これは何と言う意味だったかな。ええと、厚意?
厚意の意味をよく知らないけれど、恐らくこの口付けという行為そのものに意味があるんだろうと思って良しとしておく。

あとは、その内大農場で3人で住みたいという話をしていたかな。
どうやら皆が皆同じ事を考えていたようで、おかしく思えたと同時にとても嬉しかった。
ああ、一緒に住める日がとても楽しみだ。

そんなこんなで短いながらとても充実した時間をすごせた。
また3人で会話したいものだ。
ああ、ユキが2人に慣れたら、ユキも一緒に会話できると良いな。そうすればもっと楽しいに違いない。
…フフ、毎日がこんなに楽しい事尽くめなのは初めてだ。



しかし日記を書くのが下手だな、俺。(駄目

メッセンジャーで知り合いに「君は普段どんな格好をしているのか」と、以前に聞かれてからずっと考えていた自分の全身の設定。
そういえば顔絵に使う部分だけさっさと描いていて、全身の事を忘れていた。

ので、今日はちょうど時間もあったし、少し考えて作ってみた。
最初の記事の原画と細かな変更があるが、まぁ気にしない気にしない。
アズガル全身画

「それでな、彼の"生涯無敵流"という流派がまた面白くてな。」
静かな夜、暖かい明かりの漏れるテントの中から、それほど低くはない男の声が聞こえている。
「ふふ、そうなんですか…」
その声に続いて、くすくすと笑う、まだ幼さの残る女の子の声が聞こえる。
そんな会話が、テントの中で絶える事なく続いていた。

「それで、その絶妙な瞬間に、彼女が窓を破って入ってきたんだ。回している方も回されている方も驚いて…」
「アズ兄さんは…変わりましたね」
「ん?」
少女の、今までの相槌とは違う言葉に、アズと呼ばれた声は喋るのを止めた。
「今までは、こんなに自分からお話する事…まして、私達の一族以外の方の事をお話する事なんて、ありませんでしたから…」
「ああ、そうだったかな。何だ、柄じゃないかな。」
少し恥ずかしそうに問う声に、女の子の声はくすくすと笑って、
「いいえ…寧ろ、アズ兄さん、毎日楽しそうな表情をしていますから、そんな顔を見れて、私も嬉しいです。よほど、楽しいんですね…くるくる公国」
「ああ、そうだな。楽しい。あそこの連中と会うのは、とても。それに、トモダチもできたしな。」
「トモダチ…ですか?」
また、くすっ、と、女の子の笑う声が聞こえた。
「そう、トモダチ。セラというんだが、とても面白くて、色んな事を知っていて、優しい。彼と居るととても楽しいんだ。それに…」
夢中で話している自分が少し恥ずかしくなったのか、アズと呼ばれる男の声は一瞬止まった。
「やっぱり、柄じゃないかな。こんなに話すのは。」
照れくさそうに笑う。その後、再び、くすくすと、女の子の笑う声が聞こえた。
「確かに、今までのアズ兄さんを考えると、驚くくらいに話をしていますよね…でも、良いと思いますよ」
「そうかな。そんなものかな。」
「はい…アズ兄さんがここまで明るくなる国…私も、そのうち一度行ってみたいです」
「ああ、是非来ると良い。皆楽しい連中ばかりだ。何なら今度一緒に行こうか。」
「はい、是非、つれていってください。楽しみです」
「ああ、俺も楽しみだ。」
しばらく、二人でくすくすと笑い合う声が聞こえた。

「…さて、それでは、今日はもう遅いですし、私は寝ますね…アズ兄さんも、早めに寝てくださいね」
「ああそうする。それじゃ、お休み、ユキ。」
「おやすみなさい、アズ兄さん」
ふっと、テントの明かりが消え、人影が一つ、夜の森へと溶けていった。

30日の夜辺りの話だろうか。俺はセラとコロシアムで試合をする事になった。
特にこれといった理由は無い。「日記のネタにしたいからやろうか」と言ったとても軽いノリで決まった事だ。
しかし、俺はセラと試合ができるのはとても嬉しい。俺達(虎の獣人の一族)にとって、親友と一戦交えられるのは何よりも楽しい事だからだ。


そして試合は始まった。その時の記録は下の通り。


アズガル VS セラティヤの対戦が開始された!

アズガル「行くぞセラ。試合を楽しんでくれよ。」
アズガルは一撃必殺の構えをとった!

セラティヤ「にへへーこんなに早く戦うなんてね★」
セラティヤは速度重視の構えをとった!

セラティヤが先に行動をとった!!

第 1 ターン!
セラティヤのHP:20
アズガルのHP:20

セラティヤの攻撃!
アズガルは攻撃に備えた!!
アズガルに 7 のダメージ!
アズガルの反撃!!
セラティヤに 6 のダメージ!

アズガル「少々痛いかもしれないぞ。そらァッ!」
アズガルのクリティカル攻撃!!
セラティヤに 17 のダメージ!

セラティヤは戦闘不能になった!!

アズガルは戦いに勝利した!!
アズガル「楽しめたかセラ。楽しめたなら嬉しいんだが」
セラティヤ「あはは、やっぱ負けちゃったーかも(けら」


アズガルは 2 点の経験値を得た!

アズガルはレベルが 2 に上がった!
防御力が 1 上がった!
アズガルは攻撃修正のスキルを修得した。



うむ、どうやら少し気合を入れすぎてしまったようだ。(あー
とはいえ手を抜いたりするのはセラに失礼だ、全力でぶつかってこその試合だしな。
セラを倒してレベルアップし、挙句スキルまで覚えたので、結果として俺の糧となってしまったセラには少々悪い気もするが。
まぁ、楽しんでくれたみたいなので良しとする。


その後セラは、次は負けないと奮起した。翌日のコロシアムでは見事勝利を収めたらしい。
これは、俺もうかうかとしていられないな。気を抜いたらすぐにやり返されてしまう。
セラが頑張っているのだ、俺もそれに負けぬように頑張らねば。

フフ、次の試合が楽しみだ。
まず、ここに書いてある事は全て暫定である。
後に改変、削除、追加される事は必然的である。


名前:アズガル
性別:男
種族:虎と兎の混血獣人(システム上:ケルベロス)
年齢:18歳
誕生日:7月23日
ルーツ:傭兵


虎の獣人と兎の獣人の混血種という珍しい獣人。
大元は虎の獣人だが、兎の血を継いだ耳は長くて大きく、非常に優れた聴覚を持っている。
またその脚も兎の脚力を受け継ぎ、高い跳躍力と持久性を併せ持つ。
しかし、虎特有の牙や爪、強靭な筋力はやや退化した。
その為アズガルは、弓という武器の知識を学び、遠距離から標的を討つ術を身につけた。

性格は至って冷静、というよりマイペース。
周りに流される事もなく、常に自分の方向を見失わないが、その分周囲に溶け込む事が余り得意ではない。
しかし、本人はその事を余り不便な事と思っていない。

高い所が好きで、よく樹の上でゴロゴロしている。