感謝の絆 | 南青山・表参道のサロンオーナー 高島なゆみのヒーリングメッセージ

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開放 〜 広がり 〜 融合 Release 〜 Expanding 〜 Oneness
疲れている方たちへ、疲れていることも感じられない方たちへ、少しだけ立ち止まって自分自身を見つめる時間を持って頂きたい。

友人の愛犬が亡くなった。

入院中も遠隔治療を頼まれていたので、訃報を聞いた時には、色々な思いが心をよぎった。

こういう時にはいつでも自分の力の無さを思い知らされるし、また、命の不思議を感じる。


全ての生命が、限りある地球での時を過ごす。

その限には、多々の思いが介在できない神聖な取り決めがあるように思える。

その取り決めの前では、すべての思いが飲み込まれてしまう。


彼のお別れの会には、いつもの仲間たちが集まった。

みんなそれぞれの悲しみと喪失を胸に抱きながら、大切な宝を失った友人を守るように包み込んで、いつもの冗談や軽口を叩きながら、友人を支えようと踏んばっていた。


私は彼が好きだった。

人とほど良い距離を持ちながら、情報共有をしながら、でもぐっちゃりと混じりあわない彼の品格をとても愛していた。

友人の家を訪ねて彼と話をするのは、楽しみだった。

知らんぷりをして、寝たふりをして、でも彼はいつでも友人やその仲間たちをしっかり観察して、自分の担っている役目を怠らずにやろうという気概を持っていた。


友人は彼が幸せだったかどうかを教えて欲しいと言った。

ペットとなる動物達は、私の目から見ると大きく二種類に分かれていて、「使命を持って生を与えられた物」と「存在している物」がいるように思える。

彼は明らかに前者だった。

ペットとなる動物たちが、人間との絆によって果たされる使命をもたされている場合は、まずその使命を果たすことのできる飼い主に巡り合うという関門を持っている。

以前リーディングをした犬が、「この飼い主では自分の使命が果たせない。」と訴えたことがあるが、まさにそこが大きな問題になる。

それは可愛がられる、可愛がられない、とは次元が違う問題だ。

そういう意味でも、彼はとても幸せだった。

彼は友人と巡り合い、深く愛され、その愛情に答えながら、また自分が人間と人間の絆を結んでいくという使命をしっかり果たした。

彼は友人にとても感謝していた。

自分を深く愛してくれたこと、自分の使命を果たさせてくれたことを、とても感謝していた。

そして自分が肉体から離れても、その気持ちをずっとずっと情報空間に伝え続けていくと言っていた。

肉体を持っていなければできないこともあるけれど、肉体から離れてしかできないこともたくさんあるから、とまるで人間のように言ってのけた。


友人は、たくさんの宝石のような幸せをくれた彼に、何度も何度もありがとうと言っていた。


友人と私たちが、彼の肉体に別れを告げる時になると、突然雷がなり、雨が降り注いだ。

「やるね~、もう一度雷鳴らしてごらん」と私が言うと、「ほら」、っと間髪入れずに彼は雷を鳴らしてみせた。

私たちはまだ地上に、そして彼のエネルギーは天に、でもいつでもこういう感じでやってくるから、これぐらい強く降り注ぐから、と彼は力強くメッセージをくれた。

「伝えてね、彼女に、僕たちは切れることない感謝の絆でずっとずっと結ばれているから。」

私は「もちろん」と心の中で呟いた。





疲れている方たちへ、疲れていることも感じられない方たちへ、

少しだけ立ち止まって自分自身を見つめる時間を持って頂きたい。

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